貪欲さの価値と、取捨選択する意義と
なりふり構わずに、何からも学びがあると挑むことも大事だけど、やることリストが積み上がり過ぎてもスピード感に支障が出ます。
でも、本当にそのリストの数を減らしたらスピード感が出るのだろうか? と考えなおすと、必ずしもそんなこともないような気もするのです。
一般的によく言われることとして、仕事のできる人というのは、既に多数のものを回してどれほど忙しそうにしていても、重要な急ぎの仕事が、さらに集まり続けるもので。忙しくしている人に依頼した方がじつは速いというオチはありがちで。素早くアウトプットする人は、どれだけ忙しくても、やっぱり素早くどんどんアウトプットする。
その人より、相対的に時間を持て余していそうな人に頼んでも、何か理由(というか、言い訳)を探して、ただただやらない。そういう人は、「やることが多いからできない」とか、「忙しいからできない」と逃げがちで。
もちろん、価値観も能力の個体差も、仕事以外の事情なんかもみんな違うから、だから必ずしも簡単に「できる」の「できない」のって、他者に勝手にラベルを張るのは、ちょっと違うよなとも思いますが。
ただ、やはり自分に関しては。自分のことに関しては。
自分でカッコ悪いと思う方には、安直に進みたくはない。
やることを過剰に積み上げているから?
本当にそれが理由だろうか? それが理由で終わらないだけなのだろうか?
ただ体よく、終わらない理由にしているだけだったら?
というか、そもそも終わらせていないのか、始めてすらいないのか、問題の本質はどちらに近いのか?
そこは、一度落ち着いて考えた方がよいような気がします。
やることが多すぎるからだろうと、積み上げないようにしてみて。
それでも自分、やらないじゃん。忙しくなくても出来ないじゃん、って結論になることもあるかもしれない。
それだったら、学びにつながるものをがむしゃらに積み上げて走り続けた方が、まだいくらかマシで、何かの突破口につながるってこともある。