ちょっと危うい話かも?
ちょーーーーご無沙汰です。ハギワラ菖仁です。
ちなみに今回の内容とは全く違いますが、4月より一部業務内容がガラッと変わります。その仕込みで全くもって自分の時間が無くなり、やっと落ち着いてまいりましたので、ここ数ヶ月思っている混沌?もやもや?を綴ってみます。
芸能系を学ぶ学校の今後の存在意義・・・・
これなんです。
いきなり危ういですよね・・・・
「おい!菖仁!お前めっちゃ専門学校で先生やってたじゃん!」
というツッコミが聞こえてきそうです。
そうです!僕は自分でスタジオやったり、イベントやったり、プレイヤーとして活動したりする傍らで、ダンス・俳優・声優を育てる専門学校で講師としてお仕事していました。
この春からその世界との付き合いが無くなった
この春からは違う分野で講師はします。声優のプロダクションでの講師や私塾(JUKU)でのダンスや演技レッスンは続けます。が、専門学校等での専属的な講師業務からは離れます(ちょっとわかりづらい説明ですみません)。
このことで僕の中でちょっとした「混沌?もやもや?」な思いが生じました。今すぐどうのこうの?って言う意味ではないです。
おそらくここ数年の間に、そう遠くない未来は・・・こんな感じ
弟子入りシステム
芸を学ぶとき、昔は「弟子入り」。なんとなくですが、落語家さんとかのイメージ。もしくは道場へ通う「入門」する。とか・・・。しかしながら現代ではそういった芸事も大学だったり、専門学校だったりで代替えというか、同じような技術は学べる環境があって(芸事を教えるというサービスを提供するビジネススタイルの出現)、これにより少し壁というか敷居が高かった芸能へのアプローチが若い人に近くなった。そう思います。メディアの進化に合わせるように将来の夢だったりなりたい職業として「芸能系」を挙げる人が増えた。それに合わせるように教育産業も伸びていく。もちろんこれに対して否定だったりマイナスイメージはないです。僕自身沢山の可能性に出会え、たくさんの夢をかなえたキラキラを目の前で見てきた。もちろん叶わず道を諦めてしまう場面はその何千倍も目にしてきました。
夢を叶えるとはそういうこと!
と思う。多分これは間違ってない!そう自分は信じたい。だって夢に向かって全力で立ち向かった時間はその後の人生にとって絶対有意義。ただ、現実と向かい合った瞬間はまさに「絶望」。何も助けてあげられないし、声もかけれれない。そこからどう這い上がるかは、そこまでどう頑張ってきたか?によって変わってくると思う。
僕は専門学校で学んでいない
話をグイッっと今回のテーマに戻しますが、もともとダメなんですよ!だめなんだけど、「パワハラ」「モラハラ」って芸事ってどうしても離せないものだと思います。人間を育てるっていうことに対しては良くないことも、人間を知るというときにはさまざまな体験や性質を知るときが学びの一つとして必要な時もある。これは「師弟関係」が構築されているからある程度許されていると僕は思ってます(まあ、正直僕は結構強めの人だったので、今、後悔しかないですが・・・)。
現在の教育現場では絶対だめです。「パワハラ」「モラハラ」はあり得ない。なんなら懲罰もあります。教える側は感情を抑え、言葉にフィルターを何重にもかけて、教える技術より、そっちを重きを置いて指導している。???「これで育つ?」
こんな状況でもちゃんとプロデビューして、大きな案件をゲットする若手は出てきます。みんなそんな場から出てきている。だから今のままで良い?
なれる子はもともと持ってるものがある
僕はこう思ってます。捉え方によっては夢失いますよね
でも
持ってないものを持てば良いんじゃね?
僕はこう思ってる!だから思いっきり指導したい。一緒に笑いたいし、時に恨まれても良い。別に師弟関係になりたいわけではないけど、
技術指導料=受講料
ではないと思うんです。正直技術は現場に行って見ていれば掴めるし、書籍を沢山読んで自分で実行してみればある程度出来ちゃう。誰にも頼らず何かしらの資料を色々な角度で読み取り、自分なりに沢山創造して、工夫して、なんとか折り合いつけて・・・で、出来るとおもいます。
その過程で内側もある程度強くなって。でもそれだけだと「自分ヨガリ」になりがち。あの人みたいになりたい!「背中」との出会いが大事だと思う。
「背中」をどうさがすか?その苦労が大事
・目指す人はいないけど、こんな演技がしたい!
・人を感動させたい
こんなことを言う人にはちょっと届かないかもですが、どうして?という言葉、「理由」というか「原因」「根っこ」みたいなものをちゃんと考え、自分に落とし込む=「決意と覚悟」。
これを持って自分で考え歩き出し背中と出会う
これだと思ってます。正直これに関しては個人差すごいと思います。
すぐ出逢っちゃう人、何十年もかかる人、案外家族にいたり、自分ではコントロールできない範疇です。でも専門学校等はこれをお金で用意してくれる。
それは背中?顔?どっち?
僕は背中を感じて欲しいです。
専門学校と同じような場所で「養成所」と言う場所があります。おおよそ芸能事務所が自社に所属できるかできないか?を判断する位置付けであったり、新しい人材を育てる教育的期間だったりします。現在では
専門学校・専修大学→養成所→所属→デビュー
この流れが定番です。養成所はおおよそ2年。その2年はとても短いし、平均的に考えると月に2,3回ほどのレッスン。そこで判断される。また2年養成所でレッスンを受けても、それはレッスンというよりは「事務所所属適性があるか?」を判断する機会としての意味合いが多い。正所属させるということは、オーディション情報は提供するしプロモーションもかけるが、仕事を与えるということを保証するわけではない。仕事は自分の力で勝ち得るものだから。厳しい世界です。どこまで行っても自分の力で歩くことが絶対。
少し話ずれましたね。
少し話戻しますが、養成所では時間が足りない。だから専門学校等で基礎などを学んだ人材を養成所生として迎え入れたい。手間を省いている訳ではなく、数字的な問題。とはいえやっぱり手間を省いている感も否めない。昨今「基礎科」などを設置して自社でゼロから育てることを意識している事務所も出てきている。これはなぜ?
専門学校の出口として「養成所」?この疑問は数年前の僕ならちゃんと理解できていた。が、ここ数ヶ月色々思います。この先って・・・
学校通うのもお金。養成所通うのもお金。その後自分のトレーニングにもお金。上京するにもお金。
全て投資 回収できる?
そういった投資は仕事で回収する。でも芸能でお仕事できなかったら?今のシステムではその答えが出るまでに投資がどれくらいかかるの?本当にその投資が必要なのか?
その疑問を思う人がどんどん増えると思います。
でも夢は諦めたくない
でも
その「でも」をなんとかできないか?
ハギワラ菖仁JUKUデモクラシー
まずはJUKUをベースにより良い人材育成、夢を叶えるための「人づくり」の場、「業界との独自の繋がり」を!
そろそろ始動です。
興味がある方、夢見る相談ありな方!お話ししませんか?
コメントやDM、メールなど是非
今の教育システム、教育産業と喧嘩する気は全くないですので!
だって僕は春から新しい専門学校でやっぱりお仕事しますから。
ただし、今までとは違う分野です。