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2/13(木) 文化講演会「おおたの古墳の魅力」 東博『はにわ』担当研究員×郷博『矢を放て』担当学芸員×大田区長の三者が大田区の古墳を熱く語る

2月13日(木)夜、大田文化講演会「#おおたの古墳の魅力」@大田区民ホール・アプリコ小ホールに参加しました。

大田区田園調布から世田谷区野毛にかけて、東京を代表する #荏原台古墳群 があり、大田区部分は #田園調布古墳群 と呼ばれます。雑誌『東京人』の2024年11月号で「#tokyo古墳散歩」が特集された折、筆頭を飾ったのも荏原台古墳群でした。
その構成古墳の一つ、宝萊山古墳からヒスイ製の勾玉が4点出土していることから、全国から約1,500点の勾玉を集め、令和4(2022)年に大田区立郷土博物館特別展『#大勾玉展』を開催。その担当の #斎藤あや 学芸員が登壇者のお一人。

また、『東京人』が古墳を特集したのは、48日間で約34万人(1日平均7千人)が来場したという、東京国立博物館特別展『はにわ』が開催されていたからで、何と❗️担当された #河野正訓 主任研究員を登壇者のお一人としてお招きしました。

第1部「特別展の話」は、お二人から、それぞれが担当された特別展の舞台裏が披露されました。

河野研究員から、#はにわ展 のアイデアは、2018年の『縄文ー1万年の美の鼓動ー』が大盛況だったことを受け、その打ち上げの席で提案したとのこと。そこから、はにわ展の目玉であった「挂甲の武人」の国宝指定50周年事業にすることが決まり、兄弟はにわ5点を国内外から集め、2024年の開催になったとのことです。どの角度からも見られる展示とし、撮影OKとしてSNSでの発信を歓迎し、解説文は短めにしたとのこと。あの「推しはにわ」を見つける楽しさは、こういった工夫あってのものだと納得しました。

斎藤学芸員からは、昨年の特別展『#矢を放て!〜関東の弓矢、一万年〜』の舞台裏の話。「弓矢展ノート」というアイデア帳をつけながら、タイトルを決めるのに苦労した秘話などが語られました。また、大勾玉展を上回る約2,200点の鏃(やじり)などを展示したため、関東1都6県の35ヵ所から15日間かけて借用し、15日間かけて返却したこと、間違えないよう二重、三重に工夫していることなど、こういった地道な作業があって、われわれが楽しめる展示ができあがっているのだと、感謝の気持ちが増しました。

第2部「おおたの古墳の魅力 クロストーク」では、趣味は古墳めぐり(初耳)という鈴木晶雅区長も参戦し、三者で熱いトーク。大田区には50の古墳、200の横穴墓があり、東京を代表する遺跡の多い地域であること、田園調布埴輪製作址が見つかっており、ここで製作された円筒埴輪が西岡32号墳などで出土していること、などが紹介されました。
私的には、河野研究員から、わが師・ #西岡秀雄 先生の名前が出たのが嬉しかったです。西岡先生が初代館長であったことで、#大田区立郷土博物館 は大田区の歴史や文化を紹介するだけにとどまらない、国内外に広がる大きなテーマの展示を行ってきており、それが現在も続いている、とおっしゃっていただけました。
大田区が考古学的に重要な地域であること、大田区立郷土博物館が質の高い展示に取り組んでいることなど、私を含め、参加者の皆さんが認識する機会になったと思います。学芸員に活躍していただく場になったこともよかったです👏

昨年3月に制定した「大田区基本構想」の基本目標2に「文化を伝え育み誰もが笑顔でいきいき暮らすまち」と「文化」を明記したことで、にわかに文化事業が活発になっています。
本来ですと、今年度策定中の「大田区基本計画・実施計画」ができて、来年度予算が付いてからスタートしてもおかしくはないのですが、区長の文化への思いが強いようで、先行して動き始めています。
今回も、急に決まった企画だったようで、定員100人の会場ではもったいない内容でした(私も予言していましたが、募集開始から数日で満員御礼となったようです)。

この間、「こころときめきすオオタブンカ」のロゴ、文化を一つの鍋に個性豊かな具がいっぱいの「おでん」にたとえたキャラクター「それいけ!チームO・DEN」など、文化振興課のがんばりも見られます。
歴史や文化は、それを知っていることで、見ている空間が意味あるものとなり、人生を豊かにするものと、私自身の経験も踏まえて説明しています。今後の区の文化事業の展開にも期待します。

#みどりと文化 #歴史大好き議員
#チクメン  #一所懸命  #とことん現場主義
#あなたと共に政策実現
#大田区議会議員  #庄嶋たかひろ  #庄嶋孝広

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