11/23(土・勤労感謝の日) 保坂展人政治スクール第3回「児童福祉」 社会的養護の対象でなくなった18歳以降の若者の支援について学ぶ
11月23日(土・勤労感謝の日)午後、#第9期保坂展人政治スクール の第3回を受講3️⃣ 今回のテーマは「児童福祉」。虐待などを受けた子どもの #社会的養護 (児童養護施設、里親など)についてですが、主な焦点は、18歳を迎えて社会的養護の対象でなくなった若者の支援でした。
#保坂展人 世田谷区長から、衆議院議員時代の平成12(2000)年に #児童虐待防止法 の議員立法を遂げたものの、その後、区長になってから、18歳以降を法がみていないことに気づいたとの話。そこで、平成28(2016)年4月より、給付型奨学金、住宅支援(区営住宅を月1万円で提供)、居場所・地域交流支援の3つからなる、#世田谷区児童養護施設退所者等支援事業「#せたがや若者フェアスタート」を始めたとのこと。
しかし、その後、18歳になり社会的養護から巣立った若者に進学者が少ないことに気づき、働く若者にも対象を広げる見直しを行い、資格等取得支援、家賃支援(アパート等の家賃を月3万円まで補助)、相談支援(せたエール)が加わりました。
このうち、給付型奨学金、資格等取得支援、家賃支援については、寄附による #世田谷区児童養護施設退所者等奨学自立支援基金 を活用しており、平成28年の事業開始から令和6(2024)年10月末までに累計3億2千万円を超える寄附があったとのことです。
児童養護施設で育った当事者であり、現在は社会的養護の対象でなくなった若者の支援を行っている、#田中れいか さん(一般社団法人たすけあい代表理事)、#ブローハン聡 さん(一般社団法人コンパスナビ代表理事)からお話を伺いました。
田中さんからは、短大に進学後、貸付型奨学金を抱え、アルバイトを掛け持ちする日々の中、フェアスタート事業が創設されて救われたとの話が、当時出演した報道番組を通じて伝えられました。ブローハンさんは、田中さんたちとともに、上記のフェアスタート事業の見直しの検討委員を務めました。#子どもの権利条約 には #子どもの意見表明権 も含まれますが、若者当事者による検討を踏まえて見直しが行われたことになります。お二人とも、こども家庭庁のこども家庭審議会の委員を務められています。
保坂区長からは、お二人のように、当事者として発言してくれる若者が増えたことが大きな変化であるとの話がありました。一方、極めて前向きに発言されるお二人でしたが、心に傷を抱え、いまも苦しんでいる話の吐露もありました。
人生に重大な影響を及ぼす児童虐待そのものを少しでも減らしていく取組みへの思いを強くするとともに、#社会的養護の対象でなくなった18歳以降の若者支援 に大田区でも取り組んでいく必要性を再認識しました。
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