何者でもない何でも無い一日

AM4:00、サカナクションの聴きたかったダンスミュージックを聴き、ハイビームの光に照らされた高速の脇道を車で走る。少しばかりの気怠さが今日の仕事から私の気持ちを遠ざけるもんだから久しぶりの一日オフを決め込む。

AM8:00、二度寝から起きて息子たち遊んだりしながら合間にHUNTER×HUNTERを読みこむ。30巻の詩に心をきらめかせる。

さあ
乾杯しやう
乾杯しやうぢゃないか　人といふものどもに
善人も悪人も　いつの世も　人は繰り返す
膿むには余りに長く　学ぶには余りに短い　時の螺旋上
だからこそ　好く欲し
好く発するのだろう？
命など
陽と地と詩とで　満たされるほどの　ものなのに

そして、軍儀を通しメルエムとコムギの互いの生を受け止め
死にゆく様の美しさに心を震わせる。
永劫回帰の生であったとしても
自分の生を受け止め、死に行けるようにと
私は私を歩む事を誓うのでした。

PM12:30、妻と息子たちに喜んでもらいたいが為にマカロンを作り始める。
マカロナージュと焼き加減が難しくヒビ割れる。
それでも家族が喜んでくれるもんだから
近いうちにまた作ろうと胸の内でささやく。

この後はみんなで夕飯を食べて、読書の時間
そんなナニモノでも無い、
何でも無い一日
でも、私にとってはとても価値のある一日。