田中昌司 Shoji Tanaka

上智大学教授(音楽*演劇脳科学)^^♪ 日本声楽発声学会理事、日本音楽表現学会編…

田中昌司 Shoji Tanaka

上智大学教授(音楽*演劇脳科学)^^♪ 日本声楽発声学会理事、日本音楽表現学会編集委員、日本演劇学会会員、日本神経科学学会会員、北米神経科学学会会員。 好きなものは、戯曲、演劇、オペラ、文芸誌、カフカ、井上ひさし、聖書の話を聞くこと・人に話すこと。

最近の記事

レクチャー「音楽と脳波」4/2/2024

可能性教育グループの一つ「可能性アカデミー」主催の「脳と心の研究室」が4月2日(日)開催されます。 テーマは「間違っているかも知れない音楽の常識」~音楽と脳波の関係~ 参加申し込みは 一般社団法人 ブレインアナリスト協会 まで

    • Music Brain

      新プログラム「ミュージックブレイン」11月より開始!! https://kasoukenhonbu.wixsite.com/musicbrain 脳科学の知見を取り入れた新たな指導方法で 演奏や歌唱スキルの習得だけでなく 子どもの人間的成長を促します。 一般社団法人 ブレインアナリスト協会

      • 舞台芸術の未来をのぞむ連続講座

        本日スタートです。 脳科学から見た演劇(田中)は1月15日です。

        • 脳科学で解明せよ!脳&心が喜ぶ“楽器演奏”のメリット

          島村楽器 HappyJam https://www.shimamura.co.jp/happyjam/post/6944

        レクチャー「音楽と脳波」4/2/2024

          音楽&音声は脳にどのような影響を与えるのか?

          インタビュー記事 Real Sound Tech https://realsound.jp/tech/2023/05/post-1327079.html 音楽と脳の関係をわかりやすく語っていますので、御覧ください。 田中

          音楽&音声は脳にどのような影響を与えるのか?

          音楽する脳と身体、音大生・音楽家のための脳科学入門講義

          私の近刊(以下の二冊)は音楽家や音楽愛好家など向けて執筆したものです。レクチャーやサイエンスカフェなどのご依頼がありましたら、喜んでお引き受けいたします。お気軽にご連絡ください(https://www.facebook.com/shoji.tanaka.940) 音楽する脳と身体 https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339078268/ 音大生・音楽家のための脳科学入門講義 https://www.coronasha.co.jp

          音楽する脳と身体、音大生・音楽家のための脳科学入門講義

          イメージ演奏でも聴覚野を使う!?

          これまでに順天堂で行った「イメージ演奏実験」にたくさんの音楽家の方が参加してくださいました。ピアニストはピアノ演奏、ヴァイオリニストにはヴァイオリン演奏、声楽家はアリア歌唱。といっても、MRI の中で実演奏はできないので、全員に「イメージ演奏」をお願いしました。参加者の数もかなりに上り解析も進んだので、順次論文を書いてきました。その中から興味深い話題をひとつご紹介します。   イメージ演奏は心の中の演奏です。そのとき被験者の方は脳の中で自分が出しているであろう音を聴いているこ

          イメージ演奏でも聴覚野を使う!?

          マウスにオペラを聴かせたら

          心臓移植をしたマウスにオペラを聴かせたら生存期間が延びた、という話をご存じですか? 2013年にイグノーベル賞を受賞した新見先生のご研究です。以下、新見先生の解説を引用します: 心臓を移植したマウスは、免疫の拒絶反応によって平均7日間で死んでしまいますが、ヴェルディのオペラ「椿姫」を聴かせたところ、生存期間が平均で40日間にまで延びました。次に長かったのがモーツアルトで、平均20日間でした。エンヤの歌では平均11日でした。ほかにも英語のリスニングCD、工事現場の音、周波数音

          マウスにオペラを聴かせたら

          脳科学関連書籍特集

          コロナ社の脳科学関連書籍特集のラインナップがユニークです。 大学の外に脳科学ファンが増えることを願って工夫しています。 https://www.coronasha.co.jp/np/article/31/

          脳科学関連書籍特集

          新刊 『音楽する脳と身体』

          新刊のご案内『音楽する脳と身体』(田中・伊藤) 音楽=脳科学+生理学 音楽を聴く場合も演奏する場合も、その作用は脳と身体全体に及びます。脳への作用は脳科学、身体への作用は生理学と、学問分野は分かれていますが、私たちの中ではひとつです。脳科学者と生理学者の共著によって、それを一冊の書物としてわかりやすくまとめました。 音楽療法や音楽教育の基礎としても役立つ学術書です https://www.coronasha.co.jp/np/isbn/9784339078268/ 第3

          新刊 『音楽する脳と身体』

          演劇脳波計測実験へのお誘い

          2022.6.13 にも書きましたが、現在演劇脳波計測実験の参加者を募集しています。台詞を演劇風に言っていただいている時の脳波を計測し、脳活動を調べます。場所は上智大学四谷キャンパス、実験所要時間は約1時間、謝礼金はプロの俳優の方1万円、劇団研究生の方5千円(ともに交通費込み)です。参加申し込み・ご質問等は以下にお願いいたします:https://www.facebook.com/shoji.tanaka.940/  shoji.tanaka(at)gmail.com  台

          演劇脳波計測実験へのお誘い

          脳科学で見る演劇の「もう一つの舞台」

          『演劇学論集』(日本演劇学会)に特別寄稿論文が掲載されました。 演劇を脳科学で論じている珍しい論文です。 最新の研究成果を反映させました。 > 脳科学で見る演劇の「もう一つの舞台」(田中昌司) 目次 1.はじめに 2.ミラーニューロン 3.シーン構築 4.自己と他者 5.脳の中の俳優と批評家 6.おわりに フリーアクセスですので、どなたでもご覧になれます。 https://www.jstage.jst.go.jp/browse/jjstr/list/-char/ja

          脳科学で見る演劇の「もう一つの舞台」

          演劇脳波計測実験:参加者公募

          日本演劇学会(6月、多摩美術大学)で、「演劇時脳波の個人差と俳優の脳波の特徴」という演題の研究発表を行いました。演劇素人の学生たちの脳波は一人ひとり異なっていて、それぞれの個性を反映したものになっていましたが、俳優の方は興味深い共通の活動パターンを示していました。演劇トレーニングの効果が表れたものと考えられます。今後さらに被験者数を増やして詳細な解析を行えば、新たなことが見えてくると思います。つきましては、俳優の方(劇団研究生を含む)で実験に参加していただける方、ぜひご協力く

          演劇脳波計測実験:参加者公募

          脳科学テキスト『魂の演技レッスン22』

          上智大学で今期開講している「脳科学」の授業で演劇のテキストを用いています: アドラー『魂の演技レッスン22』(フィルムアート社)です。 脳科学の眼で見ると、演劇にはとても興味深いテーマが多数含まれていることに気がつきます。講義では、アドラーさんの具体的な技レッスンを脳科学的に考察しながら読み進めています。新鮮であり、今までの認識が深まることが多く、脳科学にとっても演劇学にとっても、大切なことだと感じています。 たとえば、俳優が演技をする場合は脳のどのような機能を使っている

          脳科学テキスト『魂の演技レッスン22』

          日本演劇学会

          先月開催された日本演劇学会で研究発表をしました。 音楽の脳科学研究の手法を演劇にも適用するためです。 人はなぜ演劇をするのかという根本的な質問もいただきました。 おもしろかったです。あなたはどう思われますか? 演劇の脳科学に興味をもっている人はいらっしゃいますか? またどのような点に興味をもたれてますか? よろしければお聞かせください。 まずは市場調査から(笑)

          音大生・音楽家のための脳科学入門講義(新刊)

          実験に参加してくださった多数の音大生・音楽家の方々が脳科学に大変興味を持たれていることを知り,わかりやすい脳科学の入門書として本書を執筆しました。

          音大生・音楽家のための脳科学入門講義(新刊)