伝説のプログラマー中島 聡さんの日本のAIプロダクトが進むべき方向性が秀逸
この動画は、先日東京都知事選に立候補された、安野たかひろさんと、伝説のプログラマー中島聡さんとの対談動画。
安野さんはAIエンジニアであり、起業家でもある。
中島さんとは恐らくエンジニアつながりでの対談だったのだろうと思います。
中島聡さんが伝説のプログラマーと言われる由縁
中島聡さんの事に触れておきますと、
皆さん、オフィスでパソコンを使っていると思いますが、その働き方のスタイルを普及していったのは米Microsoftですが、そのMicrosoftがブレイクしたのがWindows95で、1995年ごろのお話です。
そのWindowsがブレイクした要因のひとつが、いまでは当たり前となっている「ドラッグ&ドロップ」をWindowsに実装したことです。
中島さんはその「ドラッグ&ドロップ」を実装させた張本人であり、これがなければ、今、オフィスでパソコンを使うという常識がなかったかも知れません。
いまも特にエンジニアには尊敬される存在となっており、先日も堀江貴文さんと中島聡さんの対談がNewsPicksで行われていました。
エンジニアとして優秀なだけでなく、仕事の時間術や、エンジニア目線で見た投資についても非常に評判が高く、堀江さんが投資を勉強したければ、中島さんのメルマガを見ろ。それが一番いい。というほどの方です。
日本が作るべきAIはEQにフォーカスすべき。ここに活路がある。
対談の中で中島聡さんが話されているのは、次のように話されている。
誰のためにAIがあるのか?人間のためにある。
そこの需要が最も大きく、市場を取れるAIプロダクトだ。
そう言っているように聞こえました。
AGIはアメリカ、中国が作ったとしても、実装できる分野が限定的なのでは?
孫さんがAGIになってくると、知能レベルが、金魚と人間ぐらいの違いになると言ったのは有名な話しですが、この違いがあったとして、社会実装できるのは、限られた分野に特定されるのではないかと思う。
恐らく、軍事関連や宇宙、複雑な輸送などの分野ではないだろうか。
また、そうすると得られた知見を実行するためには必ずハードウェアが関わってくるので、AGIで素晴らしい答えがわかったとしても、それを実行するためのハードウェアがついてこないと、理想だけになってしまう可能がある。
宇宙分野などでは、非常に有用かもしれませんが、それでも物理的なものも伴って必要になってくる。
もし、これがそうなら、他者への尊重やおもてなしなどそういった文化がある日本にはアドバンテージがかなりあるのでは無いかと思う。
さすが伝説のプログラマーだと思いました。