何故国際協力なのか?
国際協力、自分の場合は途上国の栄養失調の問題に取り組んでいます。
きっかけは、中学3年生の時に見た英語の教科書に載っていた栄養失調の写真です。
これを見て、可哀想と言う感情よりも、「なんで助からない子がいるの?」と思いました。
自分は学校に行けて不自由なく生きているのに、知らない土地では生きて行くことも困難な人がいる。おかしい。と。
助けたいと思ったけれど、自分は英語も勉強も苦手で、すぐに諦めました。自分には国際協力は無理やと。
高校に進学し、将来何をしようかなと考えた時に、料理と生物学が好きだったので、「栄養士になりたい!」となりました。
最初はスポーツ選手の栄養管理や小学校の栄養士になれたら良いなーと思ってました。
でも、やはり、あの写真のことが頭の片隅にいつもあり、次第に国際協力をしたい気持ちが大きくなって行きました。勉強が苦手なら、勉強して出来るようになれば良いと思いました。
「色んな方に支えられて、今自分の好きなことが出来て生きれている。たがら、大人になったら、今度は支える番だ」
大学に進学したら、学生のボランティア団体で国際協力をしよう。と思っていたのですが、受験に失敗…。一浪するものの再度失敗…。
勉強が出来ないのに人の健康を守る資格なんかないと思い、昔の夢である調理師になるために専門学校に進学しました。
でも、そこで山口絵里子さんの本に出会いました。
これを読んで感銘を受け、諦めたらアカンと思いました。
努力が足りてないだけで、努力をすれば、きっと国際協力は出来るはずと。
それで、もう一度、栄養士を目指し、姉妹校の栄養士の専門学校に進学しました。
大学に編入しようかなと考えてた頃に、青年海外協力隊の存在を知りました。
説明会に参加して、相談したところ、やはり実務経験と管理栄養士の資格がないと厳しいと言われました。
なので、大学に編入すると、その分学費も掛かるのと、実務が短くなるので、実務を積みながら、管理栄養士を取って、その間に通信制大学で大卒になろうと考えました(大卒は院進学のため)。
3年の実務を経て、無事に管理栄養士にはなれましたが、休みの関係で大学の単位はほぼ取れませんでした。
大学を卒業してから、協力隊に参加しようと思っていましたが、悩んだ挙句、休学して行くことにしました。
派遣国は選べないため、グアテマラに2年間行くことになりました。
(活動内容等は、またの機会に書こうと思います)
帰国して、大学を卒業し、現在は大学院に進学しました。
それで、「何故自分は国際協力(栄養失調の改善)をしたいのだろうか?」と考える訳ですが、
中学生の時に思った、「助からない人がいるのはおかしい」
高校生の時に思った、「今度は自分が人の役に立つ番」
今は?と訊かれると、「自分のために時間を使うよりも、人を助けるために使いたい」
理由になってないように思ってしまう訳ですが、「自分が幸せになるために時間を使っても人は助からないので、人のために使いたい」と思ってしまいます。
この目で、栄養失調の現実を見ましたので、そこから目を背けたくないと思うのです。
まだまだ未熟で自分の考えを正しく伝えれてないと思いますが、それでも貴重な時間を使って最後まで読んでいただきありがとうございました!
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