見出し画像

3つの事業ドメインを展開している理由

おはようございます。

最近、採用を進めている過程で

3つの事業ドメインを展開している理由

について、よく質問されるので簡単に書いて、整理しておきます。

※注
なぜ、創業事業のマーケティング支援を辞めたのか、というご質問もあるのですが、私の元々の強みであった、マーケティング支援のコンサルティングの受託業務(クライアントワーク事業)を行うことで、自社事業を展開できるイメージと、自分自身がマーケティング支援領域のプロダクトを行う意味や意義が見えず、創業から2.5年は大変彷徨った期間でした。

1,現在展開している事業と始めた背景

現在DeFactory社では3つの事業を展開しております。

▼開発事業
・ソフトウェア開発支援(受託開発(MVP開発)/SES)

▼コマース事業
・フィットネスアパレルの製造販売(自社EC/モール/越境EC)

▼コマース支援事業
Shopify×レコメンドエンジンの開発運営

始めた背景は、それぞれあります。

会社の運転資金を集めるためにも、事業開始時に最も価値提供できることを始めた
→開発事業

業界の課題を発見するため(+会社の運転資金を集めるため)に始めた
→コマース事業

スタートアップ的な事業を行うための事業で始めた
→コマース支援事業(Shopify×レコメンドエンジンの開発運営)
※この事業でスタートアップをするわけではないです

***

②については、軌道に乗せるために、一定の時間もかかる上、本当に続けるべきか、という悩んだことも沢山ありますし、この方法ではなくても、業界課題や当事者の課題を掴む方法は、他にいくらでもありますが、3年間事業を行ってきて、当事者ではないと分からないことも沢山あると思い、続けている点と、越境ECへの機会を模索していくという意味でも展開しています。

会社としては、創業からのビジョンや方向性の実現のためには、③にリソースを集めるべき、というのは理解していますが、立ち上がりに一定の時間とお金が必要になることや、自己資金と借入で運営していく中での難しさは、よくある一般的な話でも、かなりハードルが高く、現状の体制になっています。

2,創業から変わらないこと

現状のうちの会社の事業規模であれば、1つの事業に絞って、売上を上げる、という選択をすることが一般的であり、普通はその選択を取ると思っています。

創業から3年は自社サービスの開発もできず、4期目に初めてチャレンジできましたが、5期目で事業停止。

事業停止しても、安定的に、売上を上げることに注力する、ということであれば、開発事業のみを行っていくことがベストだと思いますが、創業当初から

社会課題を解決する当事者になるような
産業の可能性を拡げるサービス(※)を展開する

という想いは変わっていません。

ドメインでいうと、長らくコマース(EC)・リテール領域の市場にいるため、
産業の可能性を拡げるサービス=コマースのドメインで事業展開する」という意思決定になっていますので、引き続きこの領域でチャレンジをしていきたいと考えています。

ですが、コマース事業を継続し、また立て直しを行うためのクライアントワークの開発事業に回帰しました。(21年10月~受託再開)
※スタートアップをやるならクライアントワークを継続する意見として賛否両論がありますが‥

ただこのクライアントワーク自体も、事業として展開している理由は大いにあると、やりながら感じています。
(やはり事業はトライしてみないと分からない)

このチャージ期間も含め

・自分だからやる意味・意義のある領域の発見
・そのスキルや知見を持つこと
・(最も重要な)マーケット参入タイミング

会社と自分自身に向き合い、全て満足な状態で揃うことはありませんでしたが、まずコマース支援事業で、コマース市場にエントリーする意味でも、前回の事業停止からこの1年は、立て直しと新たな事業の模索を行っており、様々な背景から、8月末にShopify×レコメンドエンジンをリリースを行いました。

レコメンドエンジンのサービス自体は、昔からありますが、レコメンドエンジンのSaaS事業に留まらず、今後も「人が欲しがるサービス開発」を行って参ります。

3,3つの事業を展開している理由

ここまでの話で、たまに聴かれることもあるのですが、今の事業は何のために(ビジョン)展開しているのか?ということも聴かれます。

以下で解答し以下で解答しますので、ここからは、当社に興味がある方のみお読みください。

・自分たちが強みを発揮できる事業(Can)
・したい事業(Will)
・しなければいけない事業(Must)

の観点で書いてみようと思います。

①開発事業

より良いプロダクト開発と、
エンジニアの方のエンパワーメントする環境づくり、です。

この事業は、受託開発のクライアントワークです。

・しなければならない(収益を上げるため)
という側面も会社的にはありますが、一方で、意義や目的も当然あります。

一方で、受託だけやっていればいいわけではないことも理解しております。

この事業を通じて、エンジニアの方の働きやすい環境づくりの課題、エンジニアの人が枯渇している課題、良いサービスやプロダクトが作れない課題、商流問題等の課題を解決していきたく思っています。

受託開発(請負契約/準委任契約)の業界は大きな負があったり、自社サービスに関わるエンジニアの方は、受託開発系は避ける傾向のある事業であるように思えますが、中長期的に続けていくことで、解決できることも多くなると思っています。
(エンジニアの方からすると、嫌な業界に見えてしまいがちかもしれないのですが、必要とする企業やしっかり事業を行っていたりする会社も多数あります)

業務としては、営業して、リード顧客を獲得し、提案して、開発を行う。一方で、エンジニアの方を採用するような業務もあります。

この事業を通じて解決できる不も沢山あると感じているので、取り組み続けたいと思っています。

***

②コマース事業

自社ブランドの開発運営です。

今となっては、最も業歴が長い領域ではあります。
・自分たちが強みを発揮できる事業(Can)
からトライしています。

ECでのモノを売る、という事業経験があることで真の事業課題の発見にも繋がり、③にも繋がりました。

事業としては

モノがあふれる時代だからこそ、
本当に社会に必要とされるブランド作りを行う

を突き詰めて、ブランド作りを行っていければと考えています。

***

③コマース支援事業

小規模EC事業者のデータを活用したエンパワーメント

・自分たちが強みを発揮できる事業(Can)
・したい事業(Will)
・しなければいけない事業(Must)※社会的にも

社会的な課題も最も大きく、自分達もミッションを持って取り組みたく思っていますが、マーケットは大きいですが、収益化に時間がかかります。

①での開発経験のナレッジや②でのコマースの知見をベースに、本当に必要とされるプロダクトにして参ります。

4,今後について

▼開発事業
・ソフトウェア開発支援(受託開発(MVP開発)/SES)

▼コマース事業
・リモートワーク商材の製造販売(自社EC/モール)

上記事業については、組織化していく方向で動いており、また

▼コマース支援事業
Shopify×レコメンドエンジンの開発運営

においては、早々に社内の開発体制やサポートチームを構築していくことを進めています。

3つの事業を行っていると、組織化の難しさがありますが、将来的に分社化も検討しており、それぞれの事業に代表を設けることも検討していきます。

事業ドメインと事業領域に必要なアセット


よろしければ、サポート頂けると泣いて喜びます!