【SaaS②】ユニットエコノミクス!?
謎の横文字ばかりキツ~~笑
ということで第二弾は『ユニットエコノミクス』です。
ユニットエコノミクスとは
平たく言うと、こうですかね。
1ユニット(顧客・商品・店舗)当たりの生産性(どれくらい儲かるの?)
これは、SaaSに限らず大切ですね。
獲得するのにかかったコスト(CAC※後述)に対してどれだけ多く自社に利益をもたらしてくれるか(LTV※後述)
つまり、LTV(生涯顧客価値)/CAC(顧客獲得コスト)で表すことができ、3(倍)以上であれば、中長期で企業の発展が見込める!とされています。
LTVとは
まず行き着くのが、LTV(生涯顧客価値)です。LifeTimeValueの頭文字をとっています。ある顧客が生涯にわたって自社にどれくらいの利益をもたらすかを知ることができます。
遅くとも1990年代にはアメリカでは浸透している考え方のようです。
ただこのLTVも様々な考え方があり、企業によって微妙に姿形を変えているようです。(単に売上ベースでみるか費用を考慮した収益ベースでみるか。期間ベースでみるか解約率でみるかetc・・・)
一般的な算出方法は以下です。
LTV=ARPA(顧客単価平均売上)/チャーンレート(解約率)
※ARPA=Average Revenue Per Accountの頭文字。
MRR(月次売上)/顧客数で求められます。
LTVは期間の設定が難しいです。解約されないと継続購入期間がわからないからです。つまり、5年継続を想定するのか20年継続を想定するのかは誰にも分らないので、一つの推計としてチャーンレートを用います。
※ちなみに、ARPA(平均顧客単価売上)は
CACとは
続いてCAC(顧客獲得コスト)です。
平たく言うと、こうですかね。
1顧客を獲得するのに、どれくらいのコストがかかったのか。
コストは、いろいろあります。
・営業マンの人件費(給料)
・マーケティング費用(セミナー費・広告費)
・その他間接費など
まとめ(ユニットエコノミクスとは)
上記より、ユニットエコノミクス(1顧客あたりの採算=効率よく儲かってますの!?)は、下記で知ることができます。
ちなみに我が社は、3倍を軽く超えおりました。
これからが楽しみですな~
ちなみに、SaaS企業の良しあしを見る簡単な指標に、
『40%ルール』というものがあります。
「企業の売上高(MRR)の成長率」+「営業利益率」>40%
特にスタートアップの場合は、初期は売上額が小さいので成長率を高めることが容易です。一方で、数年間は売上が立っても利益が赤字が続きます。
少なくとも上場後安定期に入るまでは、この二つの指標のバランスをうまくとりながら(40%ルールを守り)成長を進めていくと、間違った方向に行くことはないだろうということだと思います。
ではまた(^^♪
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