狭ければ狭いほど最終的に多くの人に刺さるの図
SENSORS:奥山由之( 表現のイマ 1/5)を見て感じたことを図にしてみました。
奥山さんは、作品を届けたい対象を狭めれば狭めるほど、最終的に多くの人に評価されるような作品となることを実感しているそうだ。例えば、広告依頼元の担当者に喜んでもらえるように、その人に刺さるように作品を作ることで、それを公開した時の反響は大きくなるという。逆にそれを意識しないと、ただ目に触れるだけの作品にしかならないのだとか。
この現象は情報伝達の形が変わったことによるものだと考え図を書いた。伝達範囲が限られた時代から、マスメディアにより範囲が広がり、インターネットやSNSなどによりコンテンツの多様性が増した。多様性が許容されることによって、よりパーソナルな好みや感情に則したコンテンツを発信できるようになり、またそれが個々人に届くようになった。パーソナルな好みや感情に近いものほど強い共感を誘い、刺さるという現象を生む。