"正直"というヨガ
ども、キャンピングミュージシャンの山木将平です。
北海道は雪ですね。冬キャンフラグ!!!いくぜ!!
話は変わりますが、皆さんは読書をしますでしょうか。
私は数年前は死ぬほど読んでおりましたが、最近はそれほどでもなくなりました。
皆さんはどのように本を読みますか?
昔私は本を買ったら頭からちゃんと読んでいくという読み方をしておりました。
次には、目次を見て興味があるところから読むという読み方に変わりました。
そしてさらに次は、パラパラとめくってふと手が止まるところを読むという読み方になりました。
そして前ほど読まなくなった今は、ふと過去読んだ本のあるページを思い出して、気になるその部分を確認するという読み方になりました。
皆さんもおありだと思いますが、過去に聞いたり見たり読んだりした言葉をある時ふと思い出す事ってありますよね。
昨日私は"インテグラルヨーガ"という本のある一節を思い出しました。
ヨガというと体をねじったり折り曲げたりするヨガやまたは静かに座って瞑想するというようなヨガを思い浮かべるかもしれません。
しかしヨガというのは非常に様々で、普通で単純なことを説いているものもあるのです。
この"インテグラルヨーガ"という本はヨガの中でも非常に大切にされている書物でありまして、私はこの本が好きです。
そんな本の中に"正直さ"について説いている文があります。
ちょっと細かくて見づらいかもしれませんが、嘘をつかずに正直に生きることを徹底したらどのようなことが起きるかということが書いてあります。
"ある人が常に正直であるならば、つまりその口から一言の嘘も発されないならば、彼の言う事の全てが現実となる時が来る"
"正直が確立すると、恐れのない状態がやって来る"
"絶対的な正直と言うのは、方便としての嘘も言わないと言うことである。正直であることによって問題が生じたり、誰かに困難や不都合が生じるならば、われわれは沈黙を守るべきである。嘘をついて「私は知らない」と言うのではなく、はっきり、「私は知っているが言いたくない」と言えば良い。それは罪人をかばうと言う意味ではなく、自分自身も嘘をつくべきではないが、他人にも嘘をつかせるべきではないからである"
などと書いてあります。
読んでみるとちょっとよくわかんない感じがします。
しかしこれらの言葉は非常に深いと思う。
全く嘘がなく正直と言うのは、ありのままの自分を全部さらけ出してしまうということである。さらに自分の思っている事をいう事でもあり、自分の行動や考え、それら一切のことを全て自分の意志で決定して全責任を持つということを意味するのではないかと思う。
簡単な言葉で言えば、自分の気持ちを大切にして、ありのままに、自立して生きるということになるだろうか。小学生でも聞いた事があるような言葉達ですが、実際にはなかなか難しい事ですよね。
しかし"正直"でいる事だけでそういう生き方がもたらされるという。
そんな簡単なことで?
と思うかもしれないが、本当に正直を徹底すると今までの生活がまるっきり変わってしまうという事もあるだろうと思います。
もしかしたら仕事を辞めることになるかもしれないし、今まで仲良かった人が離れていくかもしれない。逆によりを戻すかもしれないし、引っ越すかもしれない。出家するかもしれないし、遊びはじめるかもしれない。そして孤立するかもしれないし、一度どん底に落ちるかもしれない。
しかしそのトンネルを抜けた後には非常な爽快感がもたらされるのは想像できる。もう何も隠す事もないし、大勢でいても一人でいるように寛いでいられるわけだから。何も恥ずべき事はないわけだし、自分と合う人達としか一緒にいなくていい。めんどくさい付き合いもしなくていいどころかもはや誘われないだろう。誰に対して何をいうかも考える必要もない。
どんなことが起きてもその時自分が思ったことを正直に話し、その時の自分が感じた通りにするしかない、という結果になってしまうだろう。
それは自分像が無いという事にもなるからこういう生き方をした事がなければ、はじめは非常な恐怖だと思う。次の瞬間自分が何を言い、何をするかわからないのだから。笑
しかしそれに慣れてくると今までの自分とは違う深い何かの力が自分の中に生きている事がわかるのだろうとおもう。
自分自身には決定権がないというような感覚で、自分自身に全て委ねるということになる。
一見筋が通ってないように見えても"正直"という強烈な筋が通っている生き方。
これがこの恐れのない状態というのだろうか。
そして意外にもこの徹底した正直と言うのは、はちゃめちゃな生き方になるどころか、”これまで正直じゃない事によって作り出されていた現実"が破壊された後からは、完全に周囲の人や出来事と上手く噛み合い始めるという現象が起こりはじめる。
これは自分で経験してみなければわからないが、これを経験してみればなぜそのようなことが起こるかという理由がわかるだろうと思う。
今大変な世の中ではあるが、この諸々の転換期に全てにおいて"正直さ"というものが非常に大事になってくると思っている。
逆にいえば、嘘や繕い、建前や表面上だけのものは暴かれ崩れていくと思う。
だから自分に関しての事は、暴かれるより自分で暴いていった方がいいと思う。"正直"というやり方で。今ならあんまりバレないと思うし笑
立派じゃなくても、素敵じゃなくても、上手じゃなくても、魅力的でなくても、"正直さ"というのはそういったものとは全く違う次元のものだから心がけ次第でいつでも実行できるはず。
先程のページにもあるように、
"正直な生活を送れば送るほど、我々はより多くその結果を見、それがまた我々を励まして、さらなる正直へと向かわせる"
と。
正直を実行すれば、それによって起きる事実が自分を励ましてくれる。そしてより正直であろうと思うようになるだろう、という事。
例え答えがわからなくても、その時それに正直であれば
"答えがわからないというのが答えか"
と閃いたりする。そうしたらこれでいいんだと思えるはず。
私自身あまり考えている事や内側を表に出さないできましたが、そろそろ全部剥き出してやりたいな〜と自粛期間中などに思ったのでnoteをはじめて色々書くようになりました。
約10年ミュージシャンとして生きているけどまだ全然自分出せてない気がしているので音楽含め、色々剥き出していこうと思います!
今日はふと思い出したヨガで説かれていた"正直"についてのお話でした。
ふぃーる
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