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マルチリンガルが語る~華岡青洲~

こんばんは、しょうごです^^

今日も、人物シリーズいってみたいと思います。

おとといの南方熊楠、昨日の植芝盛平に続きまして、今日は江戸時代の外科医、華岡青洲 (1760-1830)についてです。恐らく既にお気付きになられた方もいるかと思います。そうです、3日続けて和歌山県(紀州)の偉人について書いていっています。

華岡青洲は、医者の家に生まれ、京都に遊学し、家業を継いだそうです。
中国の三国時代(西暦3世紀頃)に活躍した医者、華佗 (?-208)の医術を念頭に、全身麻酔手術の成功に挑み続けたとも言われています。その際、自身の母や妻をはじめとした人たちに人体実験を手伝ってもらったという、壮絶なストーリーがあります。

全身麻酔手術としての成功は1804年、60歳の女性に対する乳癌摘出手術でした。記録に残るものとしては世界で初めての全身麻酔手術です。残念ながらこの女性は4か月の後にお亡くなりになったようです(随分進行していたものを手術したので致し方なかったとも)。

ただ、生涯に施した乳癌患者の術後存命平均期間は、2~3年 (最短8日、最長41年)。和歌山県立医科大学紀北分院のHPによると、素晴らしい成績であるとのこと。

麻酔の技術を高め、一人でも多くの人を救おうとしたその志は、昨日一昨日とご紹介した2人の人物達と、世のため人のために尽くしたという意味では繋がっているようにも思います。

古来からの自然を守ろうとした南方熊楠
合気道を通じて、人と人の調和を目指した植芝盛平

僕は故郷の先人にこのような人がいたことを、これからも忘れないでおこうと思います^^ そして、外国語を通じて日本人と外国人、外国人と外国人の軋轢を減らし、調和の輪を広げる努力をしていく所存です。

華岡青洲に関しては、同じく和歌山県出身の作家阿川佐和子氏(1931-1984)による小説、”華岡青洲の妻” (1966年出版)が有名です。僕も読みましたが、和歌山県民としてはぜひとも読んでおきたい一冊です。

ではまた明日、こちらで♪

おわり

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