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アーティストは社会的に信頼されていない…?

最近、ロシア・ウクライナ情勢が大変なことになっていて、情報が流れてくるたびにとても複雑な想いになる日が続きますね…

そのように流れてくる情報の中でも特に気になるのが、
「憲法9条」
「エネルギー問題」
この2点ですかね。

この2点に関しては以前から、多くのアーティスト(文化人)たちが、
「憲法9条を守ろう!」とか「反原発!」といった声をあげていたので、
今回の世界情勢をきっかけに、
これらの発言をしていた人たちが、ネット上でいろんな人からめちゃくちゃ批判されている様子が見受けられますね。
・憲法9条で侵略から守れるのか!
とか
・原発なしでこれからのエネルギー問題をどう解決するんだ!
といったところですかね。
批判というよりも「バカにされている」、「冷笑されている」に近いかも…

改めて、これだけボロクソに叩かれて、バカにされて、
アーティストって信頼されてないんだなと、複雑な気持ちになるばかり…

アーティストって、やっぱり「情緒的(エモい)」な部分が大事だし優先することじゃないですか。(というかこれがないとやっていけないw)

なので、例えば「憲法改正」というワードが出てくるとすぐに、
「憲法9条ガー!」とか「戦争できる国ガー!」と感情むき出しに…
「原発再稼働」というワードが出てくると、
「甲状腺がんガー!」とか「汚染水(処理水のこと)ガー!」と、これまた感情むき出しになる…
こういう反応って、だいたい文化系の人に多い印象です…


表現活動に「情緒的」な思考は絶対必要なんですが、
人の生活や社会に直結するような重要な議題に対しては、
もう少し「現実的」「論理的」「科学的」な思考で議論したり、発信する必要があるなと思います。


少し前に、立憲民主党の議員さんがこんな発言をしていました。

おそらくこのTweetを見た時、昔の私とか、アーティスト特有の情緒的な思考だけで見てしまうと、
「とんでもないことだ!!原発即廃止!!」と怒り狂っていたと思います。

ただ、最近はここでもう少し「現実的」「論理的」「科学的」な思考をなるべく持つようにしてます。
「『世代を超えて悪影響を及ぼす可能性』って科学的根拠あるのか?」とか、
「今福島で生活している人への風評は?」とか、
「原発廃止して今後の電力の安定供給はどうする?」とか…
こういったことをいろいろ考えて、自分なりの意見を持つようにしてます。

このTweetに関しては、多くの人からのリプライや引用リツイートがあったようで、全部は見られていないのですが、殆どが批判的な意見でした。(放射線治療専門医とか多くの医療関係者からも)

ところが、これに対していつもなら大騒ぎするようなアーティスト系の人たちはダンマリなんですね…
本来であれば、「人の命と健康のために原発廃止!」と声をあげたいけど、反論できないぐらいの「現実的」「論理的」「科学的」な意見が集まっていたから、黙っていることしかできなかったのかなと…

結局、内心ではこれらの批判を認めているものの、それを表に出してしまうと、自分がとても大切にしている感情とかイデオロギーを根底から否定することにもなるので、意地でも「認めたくない!」となってしまっているのかなと推測します。

こういう思考こそが、アーティストは社会的に信頼されない、バカにされてしまう理由の一つなのかなと…

とはいいつつも、アーティスト全員が常に「現実的」「論理的」「科学的」だったら、おもしろい作品なんか生まれないと思いますw
要はこれらの思考の「バランス」が大事なんですよね!


追伸
大昔、私がとあるバイトの面接に行った時、履歴書を見た面接官に、
「うちのバイトでいろんなミュージシャンいたけど、彼らは自分の音楽活動を最優先にして急に休んだりするから、結構困ってるんだよね」
と、遠回しに「お前は雇わねぇよ」みたいな感じに言われたことがありましたw
ミュージシャンって、こんなに信用されていないもんなんだなと、
めっちゃ悔しかったですね…
その時は、「こんなひどい会社なんかに入らないわ!」と会社を恨んだものですが、今よくよく考えると、人に信用されないような行動をとってきた自分たちに非があったのかなと。
バイトも自分の活動もきちんと両立させられないような無能な人間ではダメだ!と気付き、
今はミュージシャンの社会的信用を高められるように、全力を尽くしております!!

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