「だからこそ」で伝えたい想い
札幌で読書会を月に2〜3回開催をしています。かれこれ3年半が経とうとしています。いまだに色々とやり方を模索しています。もっとこうしたらよくなるんじゃないかとか、こうやったら伝わりやすいんじゃないかと色々と考えています。
今年に入ってからやり始めたことにアンケートというものがあります。単純に感想を知りたいなと、むしろなぜそれまでやろうと思わなかったのかを疑問にも思いました。その項目のひとつにもちろん任意ですが住所を付け加えました。これはお礼のお葉書を書きたいなと思ったからです。
わたしの趣味のひとつに「複写はがきを書く」というものがあります。複写はがきというものは、「複写はがきのひかえ」といううすい半紙のような紙のしたにカーボン紙を挟みその上から書くことによって、自分が書いた文章を残しておけるという代物です。相手にはカーボンの青字でコピーをされたものを届けることになります。
この複写はがきというものの存在は、森信三先生の著書『修身教授録』を課題本にした読書会で知りました。その読書会では森先生のお弟子さんの坂田さんにハガキを書きます。
坂田先生自身の著書で複写はがきに触れていますが、「なぜ、複写はがきに価値があるのか」は書いていませんし、教えてくれません。自分で見つけるものなのかもしれません。
はがきを書く相手が欲しいなと思い、読書会に参加していただいた方へのお礼を兼ねてマイペースですが書いています。「なぜ」を繰り返すと本質に迫ることができます。でも今の時代にはがき代63円(値上がりしました)を買って、手書きで分量が限られる中で、届くまでに時間がかかる手法をとるべき理由は、それよりももっと早くてたくさんの情報が遅れるネット時代にそぐわないのかもしれません。
複写はがきを書く良さを1とすると、複写はがきでなくても良い理由は100あるのかもしれません。複写はがきでなくてもいい理由が無数にある、だからこそ複写はがきでなければいけない理由もあると思うのです。これは直感と呼べるものかもしれません。、複写はがきにはそのような秘密が含まれているような気がします。なのでこれからも続けていきたいなと思います。
最後まで読んでいただきありがとうございます。はがきを送られてもいいよという方がいましたらおしらせください。