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塗りつぶしても見つかる

今日の札幌は陽気な天気でした。
今年入って初めてジャンパーなしで外出をしました。

休日でしたので外出をしました。
向かった先は北海道立近代美術館です。
「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を観に行きました。

美術の素養があるわけではないので専門的な見方ができるわけではありません。
まず感じたのは写真と見間違うくらい細かく繊細に描かれているということです。
その中でどうしてこのように描かれたのだろうと思うものもありました。
そのあたり美術史や世界史等に詳しくなると見えてくるものももしかしたらあるのかもしれません。

特に印象に残ったのはフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」でした。
出口にもあった今回のアイキャッチにした写真の絵画です。

女の後ろの壁は一色だと思われていましたが、解析を進めるとどうやら絵が塗りつぶされているのが発覚しました。
それを丁寧にニスを剥がしたり、修復することによってキューピッドが描かれていることがわかりました。

背景になにがあるかによって受ける絵の印象も作者の意図も大きく変わってくるでしょう。
誰が塗りつぶしたかはわからないそうですが、ほんとうの姿というのは塗りつぶしたところで調べればわかるものなのかもしれませんね。

岡本太郎さんも自身の作品を塗りつぶして描いているのを観たことが思い出しました。

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井田祥吾
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