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自分の取扱説明書がほしい

自分はこういう人間だからこうしたらいい、というのがいまだに分からない。
30年ちょっとを生きてきて自分の取扱説明書が手元にない気分だ。

私は双極性障害をもっていて現在も通院と服薬を続けている。
治療うんぬんというよりは躁状態にならないようにコントロールするためだと思っている。

躁になってしまうと入院を要するほどになるので、自分のためにも周りのためにもそれは避けたい。
ただテンションがあがって熱意が込み上げることもあれば、何もきっかけがなくても不機嫌になることが今でも普通にある。

読書を趣味にしていて良かったことのひとつが病気のことを自分の手で学ぶことができたことだと思っている。
本やインターネットで真偽を確かめながら情報を集めて快復へつなげていった。

大体のことが正しく、それでも自分は例外なのだと思うところもある。
自分の取扱説明書がほしいと思っても、それは与えられるものではなく、自分でつくるしかないのだと思う。

ヘッダーの写真と間違い探しのようです。

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井田祥吾
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