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Dev出身PdMが視野を広げたい話(社内研修: キャリトレ)

自己紹介と経緯


こんにちは、株式会社iCAREでPdMをしています。でんでんです。
最初からPdMだったわけではなく、新卒から6年半ほどエンジニアをして、1年前からPdMにロールチェンジしました。(iCAREとしては4年目ですっかり古参です…)
この1年でお客様や業務フローへの解像度を高め「課題を機能で解決する」ことはでき始めた一方、
「事業としてプロダクトをどこに進めるのか?どう発展させるのか?」は何も案を出せず壁を感じていました。
何かきっかけを掴めたらと思い、社内研修の「キャリトレ」に参加しました。

キャリトレとは?

「問題解決」と「プロジェクトマネジメント」の2コースがあり、僕は「問題解決」に参加しました。そこでは毎週3つのお題が出され、そのうち2つを事前にやっていきます。
最初は「某ハンバーガー屋の売上を増やすには?」など取っ付きやすいものですが、最後は「米の消費量を増やすには?」という考えにくいものも出ます。
さすがにノーヒントだと厳しいので、参考フレームワーク(3CやSWOT、PESTなど)が研修資料の端に単語だけ書かれています。

この課題に対して担当講師(僕がいたチームは社長の洋太さん)からFBを受ける流れです。

どうだった?

良かったです(小並)
例えば「米の消費量を増やすには?」と聞くと緩い質問で簡単そうに思いますが

  • どの米の消費量を増やす?

    • 内食か外食か?米菓などのおやつもある

    • 主食用の米だけでなく、酒米や米粉もある

  • 競合?の食パンやパスタはどう選ばれるのか?

  • 食べられる量や好みの問題

  • 生産は大丈夫なのか?

など色々な懸念が出ます。
そもそも課題がふわっとしすぎて前提が分からないです。
そんな中で、

  1. 3CやSWOTで全体を俯瞰し

  2. 問題を特定、分解し

  3. 解決策を考える

というフローで何か答えを出すという練習ができました。
また研修を通して自分の強み・弱みを再確認することもできました。
研修前は問題の特定や解決策を考えるのが弱みだと思っていたのですが、
今回の研修では「仮説立て以降は良いんだけど、全体の俯瞰が足りなくて当たり外れが激しい」というFBは予想外で新たな学びでした。
(普段は顧客の声から類推して仮説を立てるので大外しは少ないです)

あえて研修の悪いところ?を書くと…かなりしんどいです。
大学が経済・経営系だったので大半のフレームワークは知っていたのに、本気で3CやSWOTをすると、毎日食べる米にさえ手が動きません。仮に動いても上っ面の単語をなぞるだけで何の深堀りも進まず「そもそも週末に米で3Cって何?」というメンタルにもきます笑。

とはいうものの「プロダクトの方針を考えるにも、市場を俯瞰して仮説をたてていく流れは同じだろう」と気づいたのは研修後半です笑

3ヶ月間/全12回でうまく行ったのは2回ぐらいでしたが学ぶものは多く、
「事業としてプロダクトをどこに進めるのか?どう発展させるのか?」という問いには少し立ち向かえるようになったと思います。完全にフリーズするレベルは脱しました(多分…きっと)

最後に

「COOのヨシさんからガンガン仕事を奪っていくぜ!」という気持ちで始めましたが、さすがに3ヶ月では難しかったです。3ヶ月で市場が理解できるなら誰も苦労はしません。
それでもきっかけは掴めたので当初の目標は達成です。
今後は開発ごとに社会や市場に思いを馳せ、俯瞰したプロダクト開発ができるようになるつもりです。
年内ぐらいには自分でプロダクトの方向性案を出せるようになりたいですね


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