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Python3 | ①リスト・タプル・ディクショナリ

こんにちは、現役理系大学生のShogoです!

今回からPython講座を開講します!全部でいくつになるかわかりませんが、とりあえずやっていこうと思います。

初心者向けの内容となっていますので、ゴリゴリにPythonを書いている方には、物足りない内容だと思います。Pythonにより込み入った講座も考えていますので、お楽しみに。

今回の内容は、「リスト・タプル・ディクショナリ」です。

それでは行きましょう!

開発環境

開発環境は、VScodeです。

VScodeでのPythonの実行方法は、以下のURLを参考にしてみてください。


1-1 リスト [ ]

リストとは、複数の値をまとめるときに便利なものです。

例えば、複数の値を出力したいときに、

a = 'apple'
b = 'banana'
c = 'orange'

print(a) # apple
print(b) # banana
print(c) # orange

# 実行結果はコメントアウト(#)で表示している

とやってもいいですが、いちいちa, b, cやprint(a), print(b)など打ち込むのが面倒ですよね。

そんなときに便利なのがリストです。

x = ['apple', 'banana', 'orange']

print(x) # ['apple', 'banana', 'orange']

[ ] を使うことで、このように3つの値をまとめて表示することができます。

これをひとつずつ取り出したい場合は、次のようにするとよいでしょう。

x = ['apple', 'banana', 'orange']

print(x[0]) # apple
print(x[1]) # banana
print(x[2]) # orange

これで最初の結果と同じようになりました。printの際に x[0] のように値を選択することで、それぞれの要素を取り出すことができます。


✅要素の変更

リストでは、要素の変更ができます。

例えば、appleをpearに変更したいとき、次のように記述します。

x = ['apple', 'banana', 'orange']
print(x[0]) # apple

x[0] = 'pear'
print(x[0]) # pear

このように変更したい要素を変数に代入してあげることで、リストの要素を書き換えることができます。


✅リストの中のリスト

応用すると、リストの中にリストを入れることも可能です。

x = [['apple', 'banana', 'orange'], ['grape', 'lemon', 'durian']]

print(x[0]) # ['apple', 'banana', 'orange']
print(x[1]) # ['grape', 'lemon', 'durian']


1-2 タプル ( )

タプルは、リストと同じように複数の値を扱うことができます。タプルには( )(バーレンの丸括弧)を使います。しかし、要素の追加や消去など、値を変更することはできません。

例えば、先程はappleをpearに変更しました。これと同じことをタプルでやってしまうとエラーがでます。

x = ('apple', 'banana', 'orange')
print(x[0])

x[0] = 'pear'
print(x[0])

TypeError: 'tuple' object does not support item assignment

エラーは、エラー内容を文章で教えてくれます。

この文であれば、「TypeError: 'tuple' object does not support item assignment」→「'tuple'オブジェクトはアイテムの割り当てをサポートしていない。」。つまり、タプル内の要素は変更ができないということがわかります。

✅リストとタプルは何が違うのか

結局リストとタプルは何が違うのか。それは要素が変更可能かということです。

もちろん変更可能のほうが便利なシーンも多いです。しかし、地図の緯度経度など、半不変的データは変更する必要がないので、このようなときにタプルが使われます。


1-3 ディクショナリ { }

今回ラストの内容はディクショナリ(辞書)です。みなさんが想像しているような辞書そのものです。

ディクショナリは、keyとvalueの組み合わせで使用されます。単語があって、それに付随する意味があるという感じです。ディクショナリには、{ }(ブレースの波括弧)が用いられます。

例を見てみましょう。

c = {'apple': 'red', 'banana': 'yellow', 'orange': 'orange'}

print(c) # {'apple': 'red', 'banana': 'yellow', 'orange': 'orange'}

keyとvalueが1対1で対応しています。

この辞書からyellowを出したいとします。1対1で対応しているので、ここではbananaを選択すればいいはずです。

c = {'apple': 'red', 'banana': 'yellow', 'orange': 'orange'}

print(c['banana']) # yellow

要素を変更したい場合は、先程と同じように変数を選択して、代入するといいです。

例えば、りんごが青りんごだったとき、redではなくgreenにしなければなりません。したがって、

c = {'apple': 'red', 'banana': 'yellow', 'orange': 'orange'}
print(c['apple']) # red

c['apple'] = 'green'
print(c['apple']) # green


まとめ

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今回は、「リスト・タプル・ディクショナリ」を学習しました。

どの単元もPythonで必須のものなので、ぜひ何度も復習してみてください!


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では、またの機会にお会いしましょう!

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