農業高校から始めるスマート農業 かっこいい農業を・・・
みなさん気がつけばもう年度末です。。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
そろそろ内示が出た時期でしょうか。
GIGAスクール元年の今年度は本当に様々なことがあり、授業の在り方、教員としての立ち振る舞い方も考えさせられる年となりました。
農業高校では、近年、スマート農業が盛んになってきており、必然的に農業高校でも教える必要性が増してきました。
とされています。
昔から温度管理によって苗を育てたり、温度や湿度のセンサーによって窓の開け閉めなどが行われてきましたが、インターネットの普及に伴い、それらが加速し、さらに細かい設定ができたり、リアルタイムで管理ができるようになってきています。
そして、長年の勘に頼る農業からデータに基づく農業へとシフトすることで、農業がよりシステマティックになってきています。
農業をカッコよく、稼げて、キラキラした職業(3K)として生徒に認識してもらうべく、農業高校としてスマート農業にも取り組むべきだと考えています。
農業高校でも簡単に取り組めるスマート農業1:生育記録を取って次年度の栽培に活かす。
現在、一人一台端末の配備によって、生徒一人一人がタブレット端末を持って授業に臨める体制が整っていると思います。(一部はまだの自治体もあるかも知れませんが・・・)
そこで、一番簡単に取り組めるスマート農業の実践としては、タブレット端末を活用して生育記録を取得し、それを各校独自のデータベース化することで、その学校の環境に合ったデータを収集することができるはずです。
プロジェクト学習の一環として、施肥量を変えて栽培に取り組むことにより、どの程度肥料を与えるのが最適なのかが「見える化」するはずです。
もちろん、適切な施肥量は決まっているものの、一般的なものであり、その土地、気候、日照条件によって異なるはずです。
毎年データを取ることにより、最適な施肥量、定植時期などを判定することができ、データを取って活用することの重要性を生徒に示せるのではないかと思います。
本校では、FileMaker Proで作成したアプリを使って生育記録を取り、生徒一人ひとりが生育記録を取り、データベース化しています。
今までは紙ベースでやっていましたが、iPadであれば写真も取れるし、病害虫発生時には素早く検索することができるのでとても便利です。
農業高校でも簡単に取り組めるスマート農業2:LINEで簡単、病害虫特定
素人にとって、病害なのか生理障害なのかを見極めるのは難しく、対処を正確に行うことは簡単ではありません。
テクノロジーが進歩していない時代は、経験によって病害虫の同定(特定)を行っていましたが、現在ではLINEで病害虫を特定することができます。
LINEはおそらくほとんどの生徒が使っているはずですし、とても簡単に病害虫を把握することができるのでスマホを活用して手軽にICTを活用した農業を体験することができます。
まとめ
まずは、簡単なところからスマート農業を始めることが大切だと思います。
生徒に農業ってかっこいい!すげー!っと思わせたら勝ちです。
まずは教員が教え方をアップデートし、農業教育を推進すべきですね。
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