M-1グランプリ2020
キングオブコントに続き、12月20日に行われたM-1グランプリの感想を書きましたので備忘録として残していきます。
オープニングVTRから号泣必須
今年のご時世、お笑いが見られるありがたみを噛み締められる幸せ。そして、Creepy Nuts「板の上の魔物」に乗せて予選メイキング映像が公開された時は鳥肌が立った。
・1stラウンド
1.インディアンス【敗者復活戦】
「ヤンキー」(625点)
敗者復活戦からトップバッター(おそらく史上初)
去年決勝での悔しさを敗者復活から晴らした。去年より落ち着いて出来ていた
2.東京ホテイソン
「謎解き」(617点)
アンミカ反則
たぬきからの沈黙笑いは貫禄がある
個人的には期待しているコンビの一組なので、来年以降さらにパワーアップした東京ホテイソンを見てみたい。
3.ニューヨーク
「爆笑エピソード」(642点)
軽犯罪からの破天荒
去年より余裕があったと思う
出囃子と屋敷が表情を我慢してたのが面白かった
4.見取り図
「敏腕マネージャー」(648点)
自民党と揉み合いが味噌
後半に掛けてエンジンがかかっていた
無自覚でやってしまいましたの伏線回収がお見事
5.おいでやすこが
「カラオケで盛り上がらない」(658点)
こがけんの歌唱力、小田のツッコミ
ピン芸人の意地が笑いの渦を巻き起こした
6.マヂカルラブリー
「高級フレンチに行くことになったよ」(649点)
マヂラブの世界観が会場とハマった
王道なネタをぶっ飛んだネタに変える野田のバカらしさを貫いて欲しい
7.オズワルド
「改名したい」(642点)
畠中から改名したい。
くだらないネタに東京強ツッコミ
会場の笑いがもう少しあっても良かった
8.アキナ
「好きな子をライブに呼びたい」
(622点)
前半に笑いが足りなかった
浮き足立ってたかなと思う
9.錦鯉
「パチンコ台になりたい」(643点)
存在がずるい
バカバカしさの頂点
レーズンパンは見た目で損してるを3回やる勇気
10.ウエストランド
「マッチングアプリで彼女欲しい」
(622点)
自虐と悪口、ウエストランドの良さが出ていた
10組目は笑い疲れしているから、キャラ強めでないと笑ってもらえない
・最終決戦
1.見取り図
「地元は大事」(2/7票)
地元の良い所から相方の地元の批判
去年の相方の良い所からの批判のシステム
マネージャーのネタのシステムの踏襲して欲しかった
2.マヂカルラブリー
「つり革に掴まりたくない」(3/7票)
野田クリスタルのバカバカしさが完全にハマった
これを漫才と評価するかどうか
3.おいでやすこが
「ハッピーバースデーを歌う」(2/7票)
暴走歌ネタマシーンこがけんにおいでやす小田のツッコミ
1本目はおいでやす小田、2本目はこがけんにフォーカスが当たっていた
優勝:マヂカルラブリー
総括
史上最高の昨年のM-1、そしてコロナによる今年の逆境もあり、プレッシャーのかかる大会だったと思う。その中で十二分な盛り上がりを見せて貰えた。
ただ一点、強キャラコンビ(マヂカルラブリー、おいでやすこが、錦鯉、敗者復活のインディアンス)のそろい踏みで正統派に近い漫才師の印象が残らなかったのが残念。敗者復活はやはり会場審査の方がいいのかなと個人的には思う。←会場の熱量、笑いの量など画面越しで感じ取るのには限界があるため
最終決戦は去年同様三者三様の面白さで甲乙付けがないが、比較して笑いをとっていたマヂカルラブリーの優勝は納得できる。
正統派しゃべくり漫才、動きのある漫才、コント漫才、一方が喋り続ける漫才
様々なジャンル・スタイルがあって現代漫才は完成されている。どれが正しい、どれが間違っているというのはなく一重に「面白いかどうか」で視聴者は楽しんでいいのではないか。