継承
3月1日、私のバカ兄貴が29年の人生に幕を下ろしました。
最後まで家族に心配を掛けたバカ野郎があちらの国に旅立って行きました。
この文章を打つのに1週間近くかかってしまったのは気持ちに折り合いを付けるのにこのくらいの時間が必要だったからです。
眠っているようなアイツの姿を見ている時、悪い夢であってくれ。だるそうに起きて、人の気も知らないで2~3人前の飯食ってくれと思ってました。それも叶わずアイツは旅立って行きました。
兄弟間での会話は最近はほとんどなく、仲が良いとは言える関係ではありませんでした。
それでも、兄との別れは辛かったです。
40年くらい先のモノだと勝手に思っていたからだと思います。
仲良くなかったアイツと今更寄り添うのは心底胸糞悪いですし、アイツもくっつかれるのはウザったいとは思いますが、アイツの遺骨をネックレスに入れて今生活しています。
そして、アイツがこだわって買った車を弟の自分が継承しました。見ず知らずの人がアイツの車を乗ってると思うのも、ましてや廃車にするのもムカつくので。
アイツが付けていたナンバープレートの番号をそのままにして乗り続けるつもりです。(名変の手続きめんどくさかった)
昔、アイツからのお下がりを半ば強制的に貰ってましたが、最期のお下がりです。
ここまで、バカ兄貴に自分がしているのは「人は2度死ぬ」という思いが強いからでしょう。
1度目は肉体的に死ぬこと。
2度目は人から忘れられること。
この2度目の死を迎えさせなくないからです。
子供の頃、「アイツの弟」と言われることが嫌で兄弟であることがウザったく思ってました。どこかで2番目に見られてる気がしていたからです。
でも、ダサくてもボロボロになっても1番目を走り続けたアイツに俺はなれないなと思います。
稚拙な文章になり、申し訳ございません。
感情のままに文章を打ちましたのでご容赦ください。