10年目

十年一昔といいますが、この日を迎えるとそんなに経つんだなと思います。

ここからは当時の描写を書いていきますので、思い出したくない方はここで、読むのをお控え下さい。



10年前の今日は中学の卒業式前日でした。

卒業式の予行練習を終えて、お昼に帰宅し昼食を摂ろうと台所に行った時、下から突き上げるような衝撃が…
爆弾でも落ちたのか、そんなことを思った後、ゆっくりと横揺れが始まりました。
『なんだ地震か…』と安堵してしまったのを覚えてます。
数秒経ってもその横揺れは収まらず、むしろ、強くなる一方。
台所に居たため近くには食器棚があり、中に入っていた食器が激しく音を立て、生まれてから感じたことの無い恐怖を覚えました。

あの日の地震で自分の使っていたベットが壊れ、何日間かリビングで寝ていました。
単純にその数日前にヒビが入っていたのが地震で決定打になっただけでしたが。

その後のことは皆さんも承知の通り、東北の街が津波に流される映像、数週間続いた余震、テレビは軒並み特別番組編成になり、計画停電のための準備など生活は一変しました。

10年後の今、また日常は変化しました。
あの日から学べることはたくさんあるのではないでしょうか。
今を生きていることは当たり前ではない。普通の生活を送れることに感謝しながら明日以降も日々を歩いていきたいものです。

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