M-1グランプリ2021レビュー

待ち望んでいたM-1決勝。
全ネタの個人的レビューを備忘録として綴っています。

1.モグライダー
さそり座の女(637点)
ともしげのバタバタがいい方向に進んだ
歌詞がわかるからこそ、ともしげの星座聞きがツボに入る

2.ランジャタイ
風が強い日(628点)
強風に飛んだ猫による国崎操縦
全国民が混乱していたらランジャタイの勝ち
狂ってるランジャタイを今後も見たい

3.ゆにばーす
ディベート(638点)
川瀬が必ず不利なる状況にしゃべくりだけで持っていった構成力がすごい
はらさんの完成度が上がってる

4.ハライチ(敗者復活組)
運動を始めたい(636点)
ハライチのスタイルにはなかった掛け合い、ケンカ漫才という新鮮さ
岩井のキレ方がわがまま小学生のそれで面白い

5.真空ジェシカ
一日市長(638点)
ミッキーは1人で会場を掴んだ
おばあちゃんのHELP MEのハンドサインが良かった

6.オズワルド
友達が欲しい(665点)
安定感の中で畠中のサイコが溢れ出てる
笑いどころが多く、完成度が上がってる
小林を見つけた時の畠中は夢に出てくる

7.ロングコートダディ
生まれ変わり(649点)
転生先が肉うどん、ワゴンRの爆発力
肉うどんの描写が見えてきた
38マイク前で完結できるネタだと思うので、舞台中央でやって欲しい

8.錦鯉
合コン(655点)
50歳だからこそできる、若手芸人には出せない悲哀と貫禄がネタに乗っていた。
紙芝居屋さんから、まさのりさんの暴走が会場を巻き込んだ

9.インディアンス
心霊系動画(655点)
恐怖心、東京に行ったの河川敷シーンで笑いが乗ってきた。
田渕のバカらしさが受け入れられた。
きむのツッコミが聞き取りやすくなった気がする。

10.もも
物欲(654点)
見た目が正反対の2人が織り成す全編畳み掛けしゃべくり漫才。
音量に緩急を付けたらより爆発力が出ると思う。


最終決戦
1.インディアンス
今より売れたい(1票)
きむのツッコミが入る余裕が出来てる
サザエさんが爆発の起源になった

2.錦鯉
サルを捕まえたい(5票)
まさのりさんのバカが100%のネタ
サルよりサルのまさのりさん
バナナ3回からの渡辺さんが寝かしたのはずるい

3.オズワルド
割り込みオジサン(1票)
畠中のヤバいヤツ感が溢れていた
前の2組より爆発力が少なかった気がする
3組の中で漫才らしい漫才をしていた

優勝:錦鯉

総括:初出場5組という決勝。初出場と言ってもこれまで準決まで進んでいた実力者揃いでこれまでと遜色なく盛り上がるネタで準決までのレベルの高さを痛感した。
その中で最終決戦に昨年の決勝経験者が並び、バカバカしさを具現化していた錦鯉が優勝したのは納得できる。
個人的にはオズワルドを推していたが、1本と比べてしまうと最終決戦の盛り上がるは物足りなかったが、クオリティと完成度、安定感は群を抜いていたので来年の活躍に期待したい。
インディアンスも田渕の自由ボケときむのツッコミが会場にハマった。きむのツッコミが聞き取りやすくなり、これまでより進化しているのを感じた。
最終決戦3組は誰が優勝しても頷けるものでパワーアップしたM-1を楽しめた。演出もこれまでより力が入っていた。賞レースのレベルを上げていると思う。

 

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