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日本一のサイフォン屋に行ってきた #サイフォンを語る

日本一のサイフォン屋だと俺が言っているのは,日本一のサイフォニストがやっている彩盆の間のことである. 日本一のサイフォニストとは,中山吉伸サイフォニストのことである. 何をもって日本一のサイフォニストと呼ぶのかは人によるかもしれないが,「中山さんを日本一と呼ぶ人もいるよな」くらいには,知っている人なら誰でも思うだろう. 其処は単なるカフェやコーヒー屋ではない. まずコーヒーの見た目から,普通ではないことが分かるだろう. 浅煎りスペシャルティに馴染みのある人なら見慣れた

    • 美味しいアイスコーヒーを淹れたい?それならまず,サイフォンを用意しよう. #サイフォンを語る

      コーヒー好きな皆様こんにちは. 皆様は,ホットコーヒーとアイスコーヒーどちらがお好きでしょうか. 勿論,どちらにも良いところがあります.ここで優劣を付けたい訳ではありません. しかしながら,誰にでも好みはあるでしょう. かく言う私にも好みはありまして,完全にホット派です.真夏日であろうが猛暑日であろうが酷暑日であろうが,コーヒを飲むなら基本的にはホット一択です. 私にとってコーヒーとは,香りから楽しむものなのです.そして更に,温度によりフレーバーが変化することも嗜好品的

      • サイフォン始めたは良いものの. #サイフォンを語る

        サイフォンを買ってから知った現実として,サイフォンの教材がとにかく少ないというのがある.ドリップなんかは調べれば動画もネット記事も本も幾らでも出てくるのだが,サイフォンに関してはそうはいかない. 最初の頃は,JSC(Japan Siphonist Championship)の映像で所作を見てプレゼンを聞きながら勉強していた. 例えばコレ↓ しかし,これらは勿論教材用の動画ではない為,分からないままのことも多い. そんな中,めちゃくちゃ良い3本の動画を見つけた. 世界屈

        • サイフォン買って早1ヶ月. #サイフォンを語る

          今月初めについにサイフォンを買った. ハリオの出している商品で,流石の品質である. 因みにHARIO公式ネットショップで買うともう少し高い.正直,HARIO公式だったらまだ買っていなかったかもしれない.1万円の壁はなかなかに分厚い. 最初Amazonでよくあるセールかと思ったが,よく見るとそうではなくて,付属品が少し違う. 何を“本体の一部”として何を“付属品”とするかが違うから分かりづらいが… HARIO公式の中から Amazonに無いものを挙げていくことにしよう.

        日本一のサイフォン屋に行ってきた #サイフォンを語る

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          7本

        記事

          ベクトル空間とは何か

          線形代数を学ぶときにぶち当たる壁の一つに,ベクトル空間の定義の長さがあるだろう. 以上8つを,“ベクトル空間の公理”という.ただしここで,$${a+b \in V}$$をベクトルの和,$${\lambda a \in V}$$をベクトルのスカラー倍という. “ベクトル空間の公理(1)〜(8)”を満たす集合$${V}$$を,ベクトル空間と定義する,と. いや,どう考えても定義ダルすぎだろw 普通に大学で勉強する場合,集合論や体論より先に学ぶことになる. 最大の問題は,未

          ベクトル空間とは何か

          ライブ前日,本音をつらつらと.

          明日大阪で行う,バンドくにたけ最初で最後のワンマンライブ『START LINE』前日. 今は夜行バスの中でこの文章を書いております. 前夜の今,緊張とかワクワクよりも,「ホッとしてる」というのが正直なところ. ※当日の案内はこちら!※ https://www.facebook.com/share/p/g1GkGmXdayjXukZv/?mibextid=WC7FNe 今まで「これは発信しないほうがいいかな…」と思っていたことも書いちゃおうと思います.不適切だったらごめん

          ライブ前日,本音をつらつらと.

          小説風に数学文章を書けるか

          タイトルを書いて思い出したんだけど,そういえば1年くらい前に似たようなことを言っていた. ただ,今回のは全く違う話. 小説を書くのではなく,小説風の数学文章を書く話. 古典と言われるような海外の小説を読んだときにふと,「現代の小説って凄いな」と思ったことがキッカケである.

          小説風に数学文章を書けるか

          等号関係より同値関係のほうが先にあるんじゃね?

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          等号関係より同値関係のほうが先にあるんじゃね?

          先天的あるいは直感的に知っていること

          はじめましての人とガッツリ話す,ということを久しぶりにした気がする. そんなことばっかりやっていた一時期とは違って,最近のそういう機会は貴重. やっぱりたまには必要だなと思った.

          先天的あるいは直感的に知っていること

          テクニカルタームがバズワード化して自己啓発に濫用されると馬鹿が増える.

          「もっともらしさ」という権威を濫用しているその自己啓発は,一体何を目指しているんだ? 比喩を比喩だと理解できない人に比喩で説明すると凄まじい誤解を生む. 落合陽一さんが以前Xで問題にしていた「解像度」問題も,きっと同じことだと思う. この手の問題はちょいちょい目にする気がするが,最近気になっているのは量子力学問題.(「気になっている」というのはかなりオブラートに包んだ表現. もう一つ,似たようなもので今日見つけたのは,毎日+0.01の学びで1年後には大きく成長している

          テクニカルタームがバズワード化して自己啓発に濫用されると馬鹿が増える.

          日本語の論理

          よく英語は論理的で日本語はそうではないと言われる.正直,俺もそう思っている. 数学の論理が西洋風であるため,より一層そう思うのだろう. 例えば俺は,英単語のandとorがよく解らなかった. 等位接続詞で「と」「または」という意味だと言われても,それでは納得のいかない用法が少なくないように思えていた. either A or Bの否定がneither A nor Bであることも,あまり腑に落ちていなかった. しかし,大学で数学を学んでから,andは$${\wedge}$$

          日本語の論理

          分数の定義を検証する Part2

          今回検証したいのはこちら↓ これを,一般の同値関係・同値類について証明する. 同値類$${ \{ x : a \sim x \} }$$の中から,任意に$${a’}$$を取る. このときに,$${ \{ x : a \sim x \}=\{ x : a’ \sim x \} }$$であることを示せばよい. まず,$${ \{ x : a \sim x \}}$$に属する任意の$${x}$$が$${\{ x : a’ \sim x \} }$$にも属することを示す.

          分数の定義を検証する Part2

          分数の定義を検証する Part1

          以前の記事に書いた, という記述. これを実際に証明してみよう. 同値関係$${\sim}$$の定義は以下の通り. 「$${\to}$$」は「ならば」,「$${\wedge}$$」は「かつ」を表す. まずは$${x \sim x}$$という条件,すなわち任意の$${(x, y)}$$に対して$${(x, y) \sim (x, y)}$$が成り立つことを示す. これはすなわち,$${ x \cdot y=y \cdot x }$$を意味するため,自明である. 次

          分数の定義を検証する Part1

          音楽と同値類

          以前とある方に,「マスアートをやりたいなら,音楽やると面白いと思うよ」と言われて軽く調べてみたら,想像していた以上に面白かった. というより,想像以上に音楽は数学だった. Wikipediaに「音楽と数学」なんてタイトルのページがあるくらいである. 特に,ピッチクラスセットセオリーでは以下のような記述がある.

          音楽と同値類

          人の声と同値類

          アプリオリな同値類について考えてる.

          人の声と同値類

          同値類が解るということ

          岡潔は数学を研究する中で興味の対象が“数学”から“数学がわかる人間”へと移っていったらしい. 最近は岡潔の文章を読むことが多いせいか,俺もいくらか興味が出てきた. 養老先生が面白いことを言っていた. 曰く,人が考えることは結局,元々人の中にあるものらしいのだ. これはおそらく,岡潔の言葉を借りるなら「懐かしい」ということなんだと思う. わかりやすい例が,比例. 元々脳の中にある概念を考え出しているに過ぎないということ. そうすると,例えば比例はみんなの脳の中に元々

          同値類が解るということ