きのうの結果&あすの対局予定 2021.12.7

前日の対局を簡単に振り返り、翌日の対局をちょっぴりご紹介します(テレビ対局はのちほど)。のんびりです。
また、コメントは見ていた対局を中心に適宜添えています。
※順位戦等の一斉対局は対局が多いので、作業環境の都合上、詳細はのちほど加筆します。

竜王戦

5組
藤倉勇樹五段●-石田直裕五段○

後手の藤倉五段は三間飛車、先手の石田五段は居飛車穴熊に組みます。
次戦、石田五段は本田五段もしくは長谷部四段と対戦します。藤倉五段は昇級者決定戦に現役続行を懸けます。

6組
小林健二九段●-黒田尭之五段○
中田功八段○-宮本広志五段●
伊藤沙恵女流三段●-知花賢アマ○

伊藤-知花戦は伊藤女流三段の先手で雁木に。伊藤女流三段が駒損の攻勢を仕掛けますが、冷静に対応した知花アマが素早く寄せました。
次戦、黒田五段は井田四段、中田八段は島本五段、そして知花アマはかつての師匠である所司七段と対戦します。小林九段と宮本五段は昇級者決定戦に回ります。

王座戦 一次予選

船江恒平六段●-池永天志五段○

池永五段の先手で横歩取りに。白熱した押し引きの末、池永五段が抜け出しました。
池永五段は次戦、一次予選決勝で服部四段、星野五段、里見女流四冠のいずれかと対戦します。

棋王戦 挑戦者決定トーナメント

決勝
永瀬拓矢王座○-佐藤康光九段●

後手の佐藤九段がツノ銀中飛車を採用しました。佐藤九段が2筋の突破を見せて動きを誘うと、永瀬王座は手順に手厚い構えを築きながら玉頭を圧迫します。結局永瀬王座が縦横を破り、アヤもつけさせない快勝譜となりました。佐藤九段としては結果以上に不本意だったかもしれません。
永瀬王座は挑戦者決定戦進出を決めました。2戦1勝で挑戦権を獲得します。

敗者復活戦
郷田真隆九段○-豊島将之九段●

先手は郷田九段で相矢倉に。後手の豊島九段は銀矢倉に組み上げます。終盤の一手争いは非常に際どく、豊島九段もひょっとしたら何かしのぎがあったのかもしれませんが、詰めた1筋からきっぱりと踏み込んだ郷田九段が競り勝ちました。
以上より、挑戦者決定戦進出を懸けた争いは、佐藤康光九段と郷田九段の再戦となりました。

女流順位戦 C級 3回戦

清水-野原戦は相掛かりから後手の清水女流七段がひねり飛車を採用しました。細かい動きで攻めを見せますが、野原女流初段がうまく呼び込み、鋭く反撃して勝利しました。
室田-藤井戦は先手の藤井女流初段が角交換型の三間飛車に構えます。室田女流二段が手厚い指し回しで優位を広げ、貫禄勝ち。
3連勝スタートは室谷女流三段、本田女流三段、室田女流二段の3名。2勝1敗で7名が続きます。逆に4名が3連敗スタート、こちらは苦しいながらもまだ指し分けや勝ち越しの目もあります。
4回戦は3/23に行われます。

12/8の対局

竜王戦
1組

山﨑隆之八段-佐々木勇気七段

5組
先崎学九段-川上猛七段
藤森哲也五段-佐々木大地五段

6組
塚田泰明九段-近藤正和七段
加藤桃子清麗-小山怜央アマ

順位戦 B級2組

清麗戦 予選
再挑戦トーナメント

石高澄恵女流二段-中澤沙耶女流初段

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