きのうの結果&あすの対局予定 2022.1.17

前日の対局を簡単に振り返り、翌日の対局をちょっぴりご紹介します(テレビ対局はのちほど)。のんびりです。
また、コメントは見ていた対局を中心に適宜添えています。

女流名人戦 五番勝負 第1局

里見香奈女流名人●-伊藤沙恵女流三段○

箱根は岡田美術館での開幕局。伊藤女流三段の先手番で始まりました。角換わりから後手が馬を作らせる乱戦模様となりましたが、類似形は両者による女流名人戦で前例があるようです。後手の里見女流名人が強く踏み込んだところで伊藤女流三段の受けが冴え、以下自然な手厚い対応で完封しました。
第2局は1/23、島根県出雲市で行われます。

朝日杯 本戦トーナメント

藤井聡太竜王○-船江恒平六段●
永瀬拓矢王座○-阿久津主税八段●
藤井聡太竜王●-永瀬拓矢王座○

藤井-船江戦は後手船江六段の注文で横歩取りとなりました。最近にしては珍しい対抗策ですが、滑り出しとしては奏功していそうでした。ただ攻めのターンが回ると藤井竜王が体一つ抜け出します。船江六段も終盤でさすがの猛追をみせますが及ばず、藤井竜王が着実な寄せで勝利しました。
永瀬-阿久津戦は相掛かりから先手の永瀬王座がペースをつかみ、左辺を破ります。阿久津八段も懸命に手を作り、なんとか挟撃形に持ち込みますが、永瀬王座はじっくり受け、と金も活用してリードを広げると、最後は受けなしに追い込みました。
2回戦は今をときめくタイトルホルダー同士の一戦になりました。後手の藤井竜王が雁木に構えます。どうやら序盤は藤井竜王が指しやすかったようですが、受けながら駒得を果たす展開になると永瀬王座が良くなったでしょうか。最後は手厚い受けから素早く寄せて勝利を手にしました。
前回覇者を下した永瀬王座がベスト4に進出しました。

1/18の対局

竜王戦
5組
本田奎五段-石田直裕五段
6組
高野秀行六段-斎藤明日斗五段

棋王戦 予選
伊奈祐介七段-狩山幹生四段
矢倉規広七段-船江恒平六段

王将戦 一次予選
窪田義行七段-佐藤慎一五段
佐々木慎七段-髙﨑一生七段
中村修九段-千田翔太七段
中田功八段-高田明浩四段
島本亮五段-星野良生五段

新人王戦
青嶋未来六段-吉田桂悟三段
石川優太四段-冨田誠也四段
古森悠太五段-宮田大暉三段

清麗戦 予選
再挑戦トーナメント

中村真梨花女流三段-山口仁子梨女流2級

女流名人戦 予選
長沢千和子女流四段-船戸陽子女流三段
千葉涼子女流四段-頼本奈菜女流初段
岩根忍女流三段-高浜愛子女流1級

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