指す将順位戦9th B1第2局 ▲よ-△けい

対局前の準備(将棋編)

 前局と同じく、まずは昨季の将棋を見直しに行きました。よさんとの昨季の対局は、終盤優勢に進めていたのに時間に追われて指した手で一気に崩れてしまった、自分としてはわるい意味で記憶に残る将棋でした。ほぼ勝ち将棋を落としたということで、強く印象に残っています。そのため、今期こそは勝ってリベンジを果たしたいところです。
 振り飛車相手には穴熊に組んでいる将棋が多く見られたので、居飛車穴熊-三間飛車の進行で予想していました。

対局前の準備(飲み物・食べ物編)

 本局にあたり、飲み物は水、モンスターエナジーパイプラインパンチの2種類を用意しました。また、食べ物のほうは前局冷凍した果物がなかなか具合がよく、ほてった頭を冷やすのに大活躍だったので冷凍ブルーベリーを用意。モンエナもブルーベリーもキンキンに冷やした万全の状態で対局に臨みました。

対局

棋譜:https://lishogi.org/study/zfkJLRJR/cgZ5nQYE#0

 本対局の棋譜は上のリンクからどうぞ。前の記事を見たときにスマホから棋譜に入れなくて、ちゃんと設定できてなかったことに気付きました。設定しなおしたので、多分見れるようになっているはずです…

 対局は居飛車持久戦調で進行し、予想通りかなと思ってこちらも駒組を進めていきました。しかし…

図1:27手目▲6八角

 ここで角を引くということは、少なくとも穴熊には組まないでしょう。ひとまず飛車を回り相手の出方を伺うことに。その後、お互いに駒組を進め、仕掛けの直前が以下の図2の局面です。

図2:45手目▲3八飛

 自分としては一歩持っており、3五歩が入る前にこちらから動きたいと考えていました。そこで、本譜は4六歩同歩4五歩…と進行していきました。ただ、進んだ先で手に困ってしまったのであまり良くなかったみたいです。一応局後の感想戦では、先手側も一直線に進めるのは難しそうでした。

図3:56手目▲3七桂

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 自分の読み筋だと桂をはねてくるとこちらの攻めがつながりそうだと思っていたのですが、だからこそ跳ねてはこないだろうと思っていました。もちろんこの一手で一気に崩れるわけではないですが、先に攻めの形を作ってる以上、うまく進行すれば指しやすくできるだろうとこの局面では考えていました。

 その後と金を作り、飛車をおろし、囲いを削り取っていった局面が図4です。

図4:93手目▲7八銀

 金、桂2枚を手持ちにして飛車と金が相手の囲いに取りついている状況で、この局面では対局中、かなり自分ペースになっているだろうと考えていた。本譜はこの後6八金同金6四桂と進行していきますが、図4にある通り7五桂が最善だったようです。示されてみるとなるほどという感じで、取れば角頭に嫌味をつけられ、取らなければ玉頭に直接迫れるという厳しい手ですね。

 第1局といい、玉頭・角頭にうまく迫る手が思いつかないのが自分の弱点だと思い知らされますね。このあたりの進め方の差が3~4段あたりの人との差なのだと思います。ただ、この手自体も悪手というわけではなく、何とか迫っていきます。しかし…

図5:106手目△4六角

 銀打ちかぁ…

 言われてみると当然ある手ですが、対局中は全く気づきませんでした。大駒を取られると少し怪しいですね。評価値的にはまだ優勢ではありますが、終盤の秒読みだとやらかしが起きてもおかしくない局面にしてしまうと思います。

 実際には7九銀と受けてくれたので、評価値的にも安定し、その後はおおむね最善の進行ができたので良かったです。最終的には126手目、△5八金までで寄せきり、本局も勝ちました。

対局を振り返って

 2連勝で開幕を飾れたのはとても良かったです。特に今期は偶然にも2局目すべての対局が勝ち同士、負け同士になったこともありいきなり重要な対局になっていました。昨年のリベンジができたことも含めて本局の自分には80点ぐらいはあげてもいいんじゃないかと思います。

今後書きたいもの、書かなきゃいけないものの在庫

 今後書きたい、noteを始めたなら書かなきゃいけないと思っているものは以下の通りです。失踪せずに続けられるといいですね。

優先度 高:今季指した指す将順位戦の記事×残り1
      指す将順位戦B1 序盤の総括(4局目のあとかな?)

優先度 中:自分の棋風や採用戦法について
      自己紹介(将棋以外)
      昨季の振り返り

優先度 低:昨季の個別の将棋についての記事
      日記的な記事


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