指す将順位戦9th B1第8局 ▲けい-△マルマイン
対局準備(将棋編)
本局は、前期B1で5位のマルマインさんとの一戦です。昨季は対戦がなく、今期が初対戦となります。
今期は対局前の7回戦終了時点で2-5、開幕2連勝もその後連敗中ということで調子はあまりよくなさそうか。ただ昨季の実績を鑑みても簡単に勝てる相手ではないと思います。
戦型予想は今期のポール戦・島ノ葉戦を見た感じ左美濃だがじっくり組み合うか機敏に仕掛けるかどう出てくるかあまりよく分かりませんでした。ここで勝ちが拾えるかで今季の成績に大きく影響してきそうな対局なので落ち着いて指していきたいです。
対局準備(飲み物・食べ物編)
前局負けてしまったのでいつものではなく、冷凍ミックスベリーを準備。(飲み物は同じです)
さらに糖分補給用にラムネや飴などその時の気分に合うよう万全の準備をしておきました。
対局
棋譜:https://lishogi.org/study/zfkJLRJR/u60rAdqA#0
本対局の棋譜は上のリンクからどうぞ。
序盤の駒組が進むこの局面、三間飛車の対急戦としては美濃に組みつつ74歩~73桂に対しては88飛と進めるのが普通だとは思いますが、自分はよく67銀決めて指してる気がします。
本譜は、自分の67銀に対して65歩と軽い仕掛けをいれています。が、これは68飛車~78金~65歩で一歩得になっていきなり指しやすい展開になりました。
角交換が入ってのこの局面、評価値的にはすでにやや指せるという局面ですが、やはり居玉が気になります。次の自分の推奨手は▲64歩ですが、指す順放送局でも紹介された通り序盤の激しい展開から一転してお互いに囲いを組み合っていきます。
あとから見返してみると64歩もやはり有力ですが、自分の棋風には合わないため見送ったと思います。
落ち着いて駒組しあったこの局面、ほぼ飽和していて、後手側は端歩をつくか両方の桂馬をはねるくらい、先手側も玉頭の歩をつき銀冠に組み替えるくらいしかないと思います。
本譜は△73桂と動いてきたため、こちらも▲75歩と仕掛けていきました。以下75歩92角71角72飛93角成と不安定な形ながら馬を作り、指しやすいと思いながら局面を進めていきます。
ただ、△75歩には同馬でよかったとのこと。本譜は92馬と結局角交換になったのでもったいなかったですが、75歩同馬65桂の時のいい進行が思いつかなかったので仕方ないかなと思います。
本局面は最初銀取りで考えていたんですが、54金に同歩の時に思ったより難しいのかな?と思い、駒をつかわせた方が得だろうということで▲69飛、以下67香同飛同馬54金同歩と進行しました。それが以下の図5です。
さて、本局でミスといえるのがここからである。次の手は▲56角、同馬同銀に96飛と手順に飛車の活用を図られてしまう。
ということで、歩成りから嫌味をつけていくことにしました。以下、同歩同と42金26桂33金と進行していきました。指しにくくなっていると感じていたので、飛車成りが入る前に端からの手を作りに行っています。
以下、同歩12歩同香13歩同桂14桂打23王で図8の局面に。
理想的な展開で、自玉に手がつく前に相手玉を追い詰めています。ただ、ここで最善の11角が指せず、22銀としてしまったため互角付近に戻っています。
以下25歩11角26歩25香同桂同桂27歩成同銀98飛成38桂と形成を損ねていきますが、108手目の26歩がぬるく、何とか相手玉をしとめることができました。
対局を振り返って
今季一番ぬるい手ばかり指してしまった対局だったように思います。何とか勝てたものの、この時はまだ本調子ではなかったんじゃないでしょうか。中盤も終盤もミスが出ているので、気を引き締める必要があると改めて考えていました。
次の対局に向けて
9回戦では、nanamukoさんとの対局が予定されていますが、B1にいる唯一の同期相手の対局です。同期として負けられない一戦になりそうです。
今後書きたいもの、書かなきゃいけないものの在庫
今後書きたい、noteを始めたなら書かなきゃいけないと思っているものは以下の通りです。失踪せずに続けられるといいですね。
優先度 高:今季指した指す将順位戦の記事×残り3
同期について:前編(忙しくて見直しする時間がない)
同期について:後編(未着手)
今期の総括記事
優先度 中:自分の棋風や採用戦法について(忙しくて見直しする時間がない)
自己紹介(将棋以外)
昨季の振り返り
優先度 低:昨季の個別の将棋についての記事(書かない気がする)
日記的な記事