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【高校1年生は必見!】総合型選抜とは?2024年の動向etc...

□私立大学入試で続く、総合型推薦志向

一般選抜志願者数の減少傾向

2024年の私立大学一般選抜志願者数は前年比1%減少し、2019年のピーク時から継続して減少しています。一般選抜を経て入学する学生の割合も減少しており、2024年は38.8%まで落ち込んでいます。

一般選抜志願者数
大学別、受験者数の増減

総合型・推薦型選抜の浸透

一方で、総合型・推薦型選抜の志向が進み、特に総合型の人気が高まっています。2024年の「総合型+推薦型」による入学者は全体の56.1%を占めており、2016年以降増加傾向が続いています。

総合型選抜の受験者数割合

大学の定員充足率の低下

私立大学全体で入学定員充足率が低下し、2024年は過去最低の98.19%となりました。定員割れの大学も増加し、充足率50%未満の大学が13.9%に達するなど、厳しい状況が浮き彫りになっています。受験生の減少に加え、大学の新設や既存校の定員増も要因となり、競争倍率は低下しています。

参考:旺文社 教育情報センター

□総合型選抜で準備すべきこと

総合型選抜の人気については、「学力だと届かないところでも、一芸を評価してくれたりすれば誰でも合格できるチャンスがある」と感じる。そして何より、「受験日が早い」ことがあり、総合型選抜で合格出来なくても一般選抜で巻き返そうというような戦略で受験することが出来るため、志願者の増加に繋がっていると考えている。

ただ、総合型選抜について準備すべき、一般選抜と異なる点は基本的には(理系の学力試験以外は)
・小論文
・面接
・プレゼンテーション
であり、その他活動報告書の作成のための「ボランティア活動」の記録を残すために実地で活動しないとならないこともありますので、資料準備のための時間も必要とします。

出願書類には志望理由書も当然書きますので、その志望理由として
・大学の講義内容、学習内容に興味を惹かれた
・将来の就職先を考えて学習したい内容であること
かを、アドミッションポリシーと呼ばれる「入学者受け入れ方針」(簡単に言えば、受験生の「性格」として欲しい人物像)に合っている生徒像を「演じられるようにする」ように大学を知ることが重要ですね。

準備期間、活動報告書の作成を考えると、学部によっては「高校1年生」から準備すべきです。受験者は右肩上がりで増加することでしょうから、この記事を読んだことで「今からやらねば」と考えて準備を行い、合格の一助となれば大変嬉しいです!


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