第79期順位戦Ｃ級２組８回戦

1月7,14日に順位戦C級2組8回戦がありました。このクラスは人数が多いためか、最終戦を除き2日に分けて行われます。

単独トップに立っていた黒田四段が勝って、ただ一人8勝0敗と全勝をキープしました。ここまで1敗だった服部四段と出口四段も勝って7勝1敗となっています。黒田四段は残り2局で1勝すれば昇級が決まります。1敗の2人はともに順位が低いため、昇級3枠に向けて残り2局を連勝したいところです。この3人はいずれもプロ入り1-2年の新鋭ですが、このまま一気にC級2組を卒業できるのか注目されます。

私が注目している棋士の中で2敗だった佐々木(大)五段、大橋六段、阿部(光)六段、梶浦六段も揃って勝ちました。残り2局を連勝し、逆転での昇級に望みをつなぎたいところです。

一方、降級点(*)圏内に既に2回降級点が付いた中座七段、村田七段、大平六段、佐藤(慎)五段がいます。残留に向け、厳しい戦いが続いています。

(*)降級点　　出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』
B級2組以下のクラスでは、成績が悪くても1期で降級することはなく、成績下位の一定人数に「降級点」がつけられる。降級点はB級2組とC級1組では2つ累積、C級2組では3つ累積すると降級する。