第18回朝日杯将棋オープンのベスト4に新鋭が躍進
第18回朝日杯将棋オープンの1-2回戦が終わり、ベスト4が出揃いました。今回は例年になく新鋭が勝ち残っていますので、状況を確認しておきたいと思います。
1月18日は1回戦で永瀬拓矢九段が高見泰地七段を降し、佐々木勇気八段が岡部怜生四段を破りました。2回戦は形勢が大きく揺れ動く熱戦となり、佐々木(勇)八段がベスト4一番乗りとなりました。
1月19日は1回戦で藤井聡太竜王名人が阿久津主税八段を降し、服部慎一郎六段が丸山忠久九段を倒しました。2回戦は序盤から主導権を握った服部六段が怯むことなく攻め続け、絶対王者を撃破しました。
1月23日は1回戦で残念ながら渡辺明九段がひざの手術の影響による不戦敗で西田拓也五段が勝ち上がり、井田明宏五段が久保利明九段を破りました。2回戦は一瞬のチャンスを掴んだ井田五段が着実に寄せ切りベスト4に駒を進めました。
1月24日は1回戦で池永天志六段が糸谷哲郎八段を破り、近藤誠也八段(順位戦の昇級により昇段)が青嶋未来六段を降しました。2回戦は角切りから竜を作られて追い込まれた近藤(誠)八段が、一瞬の隙を突いて形勢を入れ替え勝ち上がりました。
準決勝は、服部六段vs井田五段、佐々木(勇)八段vs近藤(誠)八段の組み合わせになっています。