第80期順位戦C級2組3回戦
7月8,15日に順位戦C級2組3回戦の対局がありました。このクラスは人数が多いためか、最終の11回戦を除き、2日に分けて行われています。
この中で私が注目していたのは、若手実力者として知られる黒沢怜生六段と、藤井世代として期待される伊藤匠四段との対局です。後手の黒沢六段が中飛車に構え、伊藤四段は中央に厚みを作って対抗します。伊藤四段が3筋から仕掛けて飛車を取り合う乱戦となりましたが、先に敵陣に飛車を打ち込んだ黒沢六段が相手の金銀を剥がして寄せ切りました。
他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
梶浦宏孝七段 - 長沼洋八段
服部慎一郎四段 - 上村亘五段
島朗九段 - 佐々木大地五段
池永天志五段 - 髙野智史五段
八代弥七段 - 竹内雄悟五段
本田奎五段 - 中村亮介六段
今泉健司五段 - 高田明浩四段
私が注目している棋士の中では、服部四段、本田五段が3連勝となりました。梶浦七段、池永五段、八代七段、伊藤(匠)四段は2勝1敗です。C級2組は大所帯であり、現時点で3連勝が6人います。昇級に向け厳しい戦いが続きますが、一局一局を大切に自分の力を出し尽くして欲しいと思っています。
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