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第5期白玲戦女流順位戦の展望(C-D級)

第4期白玲戦七番勝負が、西山朋佳白玲と福間香奈女流五冠との間で争われていますが、次期白玲挑戦者を決める女流順位戦が10月16日から始まります。女流順位戦はA-D級の4クラスに分かれ、最上位のA級優勝者が白玲への挑戦権を獲得します。A級とB級は10名の総当たり、C級とD級は各8局で争われ、棋士の順位戦と同様、昇給と降級を巡る厳しい戦いとなります。本稿ではC級とD級のメンバーを確認しておきたいと思います。

C級

日本将棋連盟HPより引用

20名中上位3名が昇級し、下位4名が陥落する入れ替わりの激しいクラスです。
3名の昇級候補には、前期はB級からの陥落となった室田伊緒女流三段、北村桂香女流二段や、若手期待の内山あや女流初段、小高佐季子女流初段、大島綾華女流二段、今年度の倉敷藤花戦で挑決、女流王座戦でもベスト4まで勝ち上がりながら産休で不戦敗となった室谷由紀女流三段を挙げておきたいと思います。ベテランの清水市代女流七段、中村真梨花女流四段や、D級から昇級したばかりの佐々木海法女流初段、久保翔子女流1級にも注目しています。

D級

日本将棋連盟HPより引用

今期は34名が参加し上位4名が昇級し、下位8名に降級点が付きます。
4名の昇級候補には、前期は惜しくも昇級を逃した今井絢女流初段、砂原奏女流2級、磯谷祐維女流初段や、若手期待の松下舞琳女流初段、木村朱里女流初段、岩佐美帆子女流1級、鎌田美礼女流2級、そして奨励会入りした竹内優月女流2級を挙げておきたいと思います。ベテランの矢内理絵子女流五段、中堅の川又咲紀女流初段、脇田菜々子女流初段、現役最年少の岩崎夏子女流2級にも注目しています。

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