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第37期竜王戦昇級者の顔ぶれ(2組)

第37期竜王戦は七番勝負が行われていますが、各組の昇級者決定戦が並行して行われています。竜王戦での2期連続昇級は五段・六段・七段への昇段規定に盛り込まれており、場合によっては順位戦の昇級より早く竜王戦の昇級によって昇段するケースもあります。本稿では2組の昇級者を確認しておきたいと思います。

1組への昇級者

2組ランキング戦優勝:佐々木勇気八段
2組ランキング戦準優勝:郷田真隆九段
2組昇級者決定戦3位:三浦弘行九段、八代弥七段

佐々木(勇)八段は決勝トーナメントでも勝ち上がり、第37期の挑戦者となりました。順位戦もA級2期目となり、早くから高く評価されてきた才能をようやく開花させつつある印象です。
郷田九段は前期に続く2期連続昇級で、第31期以来の1組復帰となりました。羽生世代の一員であり、50代での連続昇級はとてつもない快挙だと思います。
三浦九段は前期の3組優勝に続く2期連続昇級で、第34期以来の1組復帰となりました。郷田九段と同様、50歳での連続昇級は見事と言うしかありません。
八代七段は前期に1組から陥落となりましたが、1期での返り咲きとなりました。順位戦では何故かC級2組から昇級していませんが、朝日杯優勝の経験もある実力者です。

なお残念ながら、屋敷伸之九段、増田康宏八段、三枚堂達也七段、佐藤和俊七段、近藤誠也七段の3組への陥落が決まっています。

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