見出し画像

観る将が将棋を指してみた(8) ~2022年2月編~

前回までに、観る将の私が将棋のオンライン対局をして、それなりに将棋を楽しめるようになってきた話を書いてきました。2022年の目標を将棋倶楽部24で10級としましたので、自分の経験を書くことで上級者の方々からアドバイスをいただいたり、私と似たようなレベルの方々と情報交換しながら上達していけると良いなと思っています。

なお、バックナンバーを下記マガジンにまとめていますので、ご興味がありましたらご覧ください。

攻撃は最大の防御

上図は角を金と交換してまずまずと思っていたのですが、よく見ると5五の地点に相手の駒が3枚利いていて、次に△5五歩から単純に清算すると、金と銀銀桂の交換になってしまいます。こんな時、私の思考はどうやって5五の地点に利きを足すかという方向に傾いてしまうのですが、この時は▲4三角と打って△4三同金▲4三同桂成となれば、成桂が飛車に当たって攻め込むことができる気がしました。実戦では相手の方は△4二飛と応じたのですが、▲3二角成△3二同玉▲4三金△4三同飛▲4三同桂成△4三同玉と進み、少し駒損ですが飛車を敵陣に打ち込んで竜を作り、攻め勝つことができました。上級者の方が見れば当たり前のことかもしれませんが、いつもは逆に攻め込まれてしまう私にとって、一皮むけたような喜びがありました。

痛恨の大逆転負け

相手玉の詰みを逃すのはよくあるのですが、またまた短手数の詰みを逃してしまいました。上図(便宜上、後手の私を下に表示)は相手の方が馬取りに▲4七銀と指したところです。ここで詰みがあるというセンサーが働けば私でも発見できたのかもしれませんが、大きく駒得して優勢と思っていた私はほとんどノータイムで、無理せず△2三馬と"と金"を取って逃げてしまいました。一人感想戦をしてみると、この局面は実際に勝勢で何通りもの詰み手順があることがわかり、しかも最短手数の5手詰めは詰将棋によくある手順だったので、悔しいというより苦笑するしかありませんでした。水匠によれば詰ませなくてもまだ後手の私が勝勢で、攻めていけばどうやっても勝てる局面だったようですが、珍しく勝勢になって安全策を取り続けた私は徐々に攻め込まれて逆転負けしてしまいました。将棋は攻めるべきところで攻めないと勝てませんね。まだまだ修行が足りません。

2022年2月の戦績

将棋倶楽部24
15勝14敗(勝率.517)
 先手:7勝8敗、後手:8勝6敗
一進一退の月になり、実力も級位も1か月前と変わりません。2回12級に上がったのですが、すぐに跳ね返されて降級しました。

将棋ウォーズ
3勝3敗(勝率.500)
私は主戦場を将棋俱楽部24に移しましたが、あまり時間が取れない時に将棋ウォーズで対局しています。2月も6局指しましたが、やはり時間に追われる感が拭えず、まだ切れ負けで戦う棋力はないようです。

伸び悩みを感じる2月となりました。棋力を向上するには棋書を読むべきなのか、対局数を増やすべきなのかと悩んでいます。相変わらず短手数の詰みを逃すことも多く、詰将棋をもっとしっかりやる必要があるかもしれません。次回は3月以降の状況を書いていきたいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?