第36期竜王戦昇級者の顔ぶれ(1-2組)
第36期竜王戦七番勝負は藤井聡太竜王の3連覇で幕を閉じましたが、来期に向けた昇級者決定戦が終わっています。本稿では1組と2組への昇級者を確認しておきたいと思います。
1組への昇級者
七番勝負挑戦者:伊藤匠七段
2組ランキング戦優勝:豊島将之九段
2組ランキング戦準優勝:佐藤康光九段
2組昇級者決定戦3位:菅井竜也八段、斎藤慎太郎八段
通常、竜王戦のランキング戦で飛び級はありませんが、唯一の例外として七番勝負の挑戦者になると、敗退しても1組の扱いになるようです。伊藤(匠)七段はご存じの通り、史上初めて5組から挑戦権を獲得しましたので、前期から一気に4クラスの飛び級となります。
豊島九段は前期まさかの陥落となりましたが、1期での1組返り咲きとなりました。第32-33期の竜王であり、通算では10期目の1組以上となる昇級です。
佐藤(康)九段は第6期竜王であり、第34期以来通算29期目の1組以上となります。
菅井八段は2期連続の昇級で、自身初の1組となります。斎藤(慎)八段は第34期以来通算3期目の1組となります。
2組への昇級者
3組ランキング戦優勝:三浦弘行九段
3組ランキング戦準優勝:郷田真隆九段
3組昇級者決定戦3位:阿久津主税八段、近藤誠也七段
三浦九段は前期は陥落となりましたが、1期での2組返り咲きとなりました。通算13期の1組在籍経験があります。
郷田九段も前期は陥落となりましたが、1期での2組返り咲きです。通算18期の1組在籍経験があります。
阿久津八段は第34期以来の2組復帰で、通算6期の1組在籍経験があります。近藤(誠)七段は自身初の2組となります。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?