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第83期順位戦B級2組6回戦

11月13日、順位戦B級2組6回戦の一斉対局がありました。

私が注目していたのは、4勝1敗と好調同士の青嶋未来六段と藤井猛九段の対局です。後手の藤井九段が四間飛車に振り、美濃囲いから△7三桂~△8一玉と組み替えると、青嶋六段は▲9八玉と米長玉に構えます。藤井九段が4,6筋の歩を突き捨てて角交換し、6筋で桂も交換すると、青嶋六段は飛車取りに▲5一角と打ち込んで馬を作ります。藤井九段も△5八角と打ち込んで馬を作りますが、青嶋六段が▲2二飛成と竜を作ると、素人目にはまだこれからの戦いに見えましたが潔く投了を告げました。

他の主な対局結果は以下の通りです(左が勝者)。
 鈴木大介九段 - 木村一基九段
 久保利明九段 - 渡辺和史七段
 服部慎一郎六段 - 村山慈明八段
 古賀悠聖六段 - 深浦康市九段
 伊藤匠叡王 - 谷川浩司十七世名人

服部六段が6勝0敗で単独トップを守り、青嶋六段と伊藤(匠)叡王の2人が5勝1敗で追っています。私が注目している古賀六段は4勝2敗で続いており、昇級に向けて負けられない状況です。次の7回戦では服部六段が深浦九段と、青嶋六段が久保九段と、伊藤(匠)叡王が村山八段との対局が組まれていますので、注目したいと思います。


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