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第9期叡王戦本戦トーナメントの展望

叡王戦の段位別予選が終わり、本戦トーナメントの組み合わせが発表されています。渡辺九段、豊島九段、広瀬九段、稲葉八段、斎藤(慎)八段ら有力棋士が予選で姿を消しており、ニューヒーローの誕生を予感させる顔ぶれになっています。

日本将棋連盟HPより引用

一番左のブロックは、前期は挑決で敗れた永瀬拓矢九段が、シードされて本戦からの登場です。佐藤天彦九段、佐々木勇気八段と、今期順位戦A級の3人が入る激戦ブロックとなりましたが、ベスト4の有力候補にはそろそろブレイクして欲しい佐々木(勇)八段を挙げたいと思います。久し振りに本戦登場の実力者村山慈明八段も楽しみです。

左から二番目のブロックは、前期ベスト4の本田奎六段が、シードされて本戦からの登場です。このブロックには実力者の糸谷哲郎八段と八代弥七段も入りましたが、ベスト4の有力候補には期待も込めて今年度高勝率を維持し勢いに乗る新鋭の藤本渚四段を挙げたいと思います。

右から二番目のブロックは、前期ベスト4の山崎隆之八段が、シードされて本戦からの登場です。このブロックには実力者の羽生善治九段も入りましたが、ベスト4の有力候補には竜王戦に続いて棋王戦でも挑戦権を獲得した伊藤匠七段を挙げたいと思います。若手の斎藤明日斗五段にも注目しています。

一番左のブロックは、前期挑戦者の菅井竜也八段が、シードされて本戦からの登場です。菅井八段は王将戦でも七番勝負に進出しており、ベスト4の有力候補です。銀河戦で藤井竜王名人を倒して優勝した丸山忠久九段や、実力者の松尾歩八段、青嶋未来六段も侮れません。



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