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SUNTORY将棋オールスター東西対抗戦2024 関西予選Bブロックの結果

9月28日に22人の棋士が参加して、関西予選Bブロックが一斉に行われました。
代表決定戦は2回戦から登場して安用寺七段、古賀六段、服部六段を破った出口若武六段と、1回戦から順に増田(裕)七段、都成七段、小林八段、池永六段を降した上野裕寿四段の顔合わせとなりました。

先手の上野四段が矢倉を組み、出口六段は雁木に構えます。出口六段が飛車を9筋に回して端攻めし、互いに角と香を取り合うと、上野四段は▲2七香と打って後手の玉頭を攻めます。出口六段は桂取りに△4六角と打ちますが、上野四段は▲4八角~▲4七歩と角を捕獲して優勢になります。出口六段が△8四桂と打って金桂交換し、△6六飛と銀を食いちぎって先手の玉頭から攻め掛かると、上野四段は▲2四香から反撃に転じます。出口六段は入玉して粘りますが、上野四段は▲3六角~▲2六角と2枚の角で後手玉を縛り、▲2八金のタダ捨てから即詰みに討ち取りました。

アベトナ2024優勝メンバーの上野四段が、藤本五段に続いて東西対抗戦でも決勝進出となりました。決勝では昨年度新人王に相応しい、若々しい将棋を楽しみにしたいと思います。

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