第33期女流王位戦挑戦者決定リーグ4回戦の状況
2月21日、女流王位戦の挑戦者決定リーグ4回戦の一斉対局がありました。紅白両組とも優勝が決まりましたので、状況を整理しておきたいと思います。
紅組
本命の渡部愛女流三段が、トップを並走していた香川愛生女流四段に勝ち4勝0敗で単独トップに立ちました。対抗の山根ことみ女流二段と香川女流四段が3勝1敗で並びましたが、2人とも直接対決で敗れているため渡部女流三段の紅組優勝が決まりました。4番手が1勝3敗の加藤圭女流二段と山口稀良莉女流1級になりましたので、山根女流二段と香川女流四段の残留も決まりました。
白組
本命の西山朋佳女流二冠が、先日清麗戦の予選で黒星を喫した甲斐智美女流五段に勝ち、4勝0敗で単独トップを守りました。対抗の加藤桃子清麗は伊藤沙恵女流三段に勝ち3勝1敗となりましたが、直接対決で敗れているため西山女流二冠の白組優勝が決まり、加藤(桃)清麗の残留も決まりました。3番手に2勝2敗で伊藤女流三段と甲斐女流五段が並び、次の最終5回戦で直接対決が組まれておりますので、勝った方が残留となります。