2023年度将棋大賞 個人賞予想
将棋界では年度毎に将棋大賞の表彰があります。2023年度も年度末を迎えるにあたり、観る将の観点から、最優秀棋士賞・特別賞・優秀棋士賞・敢闘賞・新人賞の予想していきたいと思います。
過去5年の受賞者
日本将棋連盟HPを確認すると、過去5年の受賞者は以下のようになっています(敬称略)。
2022年度
最優秀棋士賞:藤井聡太
特別賞 :-
優秀棋士賞 :渡辺明
敢闘賞 :羽生善治
新人賞 :服部慎一郎
2021年度
最優秀棋士賞:藤井聡太
特別賞 :-
優秀棋士賞 :渡辺明
敢闘賞 :菅井竜也
新人賞 :伊藤匠
2020年度
最優秀棋士賞:藤井聡太
特別賞 :-
優秀棋士賞 :渡辺明
敢闘賞 :豊島将之
新人賞 :池永天志
2019年度
最優秀棋士賞:渡辺明
特別賞 :木村一基
優秀棋士賞 :豊島将之
敢闘賞 :永瀬拓矢
新人賞 :本田奎
2018年度
最優秀棋士賞:豊島将之
特別賞 :-
優秀棋士賞 :渡辺明
敢闘賞 :広瀬章人
新人賞 :大橋貴洸
最優秀棋士賞・優秀棋士賞・敢闘賞の予想
今年度のタイトル戦と一般棋戦の結果を、勝者10点、敗者5点として数値化してみました。
最優秀棋士賞は、藤井竜王名人の4年連続受賞で間違いありません。前人未到の全八冠制覇に加え、4つの一般棋戦すべてで決勝まで進出し、史上最高勝率更新まであと一歩に迫りました。
藤井竜王名人のあまりの強さに、優秀棋士賞と敢闘賞は混戦になっています。個人的には、竜王戦史上初めて5組から挑戦者に駆け上がり、棋王戦で早くも2度目のタイトル挑戦を果たした伊藤(匠)七段に、優秀棋士賞を獲って欲しいと思っています。同様に2棋戦でタイトル挑戦した菅井八段や佐々木(大)七段に比べ、竜王戦という棋界最高峰の棋戦が含まれている点で価値が高いのかなと思いますし、番勝負は来年度となりますが叡王戦の挑戦権獲得も大きなポイントになりそうです。
対抗馬は、むしろ永瀬九段かも知れません。今年度はタイトル挑戦が1つもありませんでした(王座戦の防衛戦のみ)が、朝日杯で藤井竜王名人を倒して優勝したことを評価される可能性があります。21年度には朝日杯と銀河戦に優勝した菅井八段が敢闘賞に選出された例があり、一般棋戦優勝の価値は私の想定より大きいかも知れません。
いずれにせよ、上記4人の中から優秀棋士賞と敢闘賞が選ばれると予想します。
新人賞の予想
加古川青流戦で初優勝し、新人王戦準優勝や王位リーグ入り、叡王戦本戦進出など、史上最高勝率に迫る勢いで勝ちまくった藤本五段の新人賞は当確と思います。対抗馬はプロデビュー3戦目で新人王を獲得した上野四段ですが、今年度の藤本五段の活躍はあまりにも突出していて、さすがに影が薄くなってしまいました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?