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第70回奨励会三段リーグの結果
3月12日に奨励会三段リーグの最終18-19回戦がありました。最終日までに昇段の可能性を残していたのは、以下の3人です。
岡部怜央三段(22歳) 14勝2敗 順位3位
徳田拳士三段(23歳) 14勝2敗 順位18位
片山史龍三段(17歳) 13勝3敗 順位16位
18回戦で徳田三段が勝ち、片山三段が敗れたため、岡部三段と徳田三段の四段への昇段(=プロ入り)が決まりました。前回、前々回は13勝5敗が昇段ラインでしたが、両名は15勝3敗という見事な成績で昇段を果たし、今後の活躍を期待したいと思います。17歳の片山三段は最終局で徳田三段を破り、14勝4敗の好成績となりましたが惜しくも次点となりました。
現在の奨励会三段リーグには10代の若手が9人参戦しており、藤井竜王や伊藤(匠)五段より若い世代のプロ入りが期待されます。特に以下の6人は今回10勝以上の成績を残しており、次回での昇段も充分期待できそうです。
片山史龍三段(17歳) 14勝4敗
上野裕寿三段(18歳) 13勝5敗
藤本渚三段(16歳) 13勝5敗
岩村凛太朗三段(15歳) 11勝7敗
山城正樹三段(19歳) 11勝7敗
北村啓太郎三段(17歳) 10勝8敗
また初の女性棋士を目指している中七海三段も、今回は9勝9敗と三段リーグ参戦3回目で初めて指し分けの成績を残しています。三段リーグの厳しい壁を乗り越えることができるか、注目していきたいと思います。
※年齢は日本将棋連盟HPの下記ページから引用しており、10月時点の年齢と思われます。