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第80期順位戦C級1組3回戦

7月13日に順位戦C級1組3回戦の一斉対局がありました。

この日、私が注目していたのは、前期B級1組から陥落し返り咲きを目指す野月八段と青嶋未来六段の1局です。後手の野月八段が角道を止め、青嶋六段は左美濃、野月八段は矢倉の陣形を築きます。青嶋六段が3筋から仕掛け、角交換後にお互いに自陣角を打っての攻め合いになります。青嶋六段は角切りからの猛攻で相手玉に迫りましたが、野月八段が飛車金両取りに角を打ったところで青嶋六段の投了となりました。

他の主な注目対局の結果は以下の通りです(左が勝者)。
 森下卓九段 - 船江恒平六段
 都成竜馬七段 - 片上大輔七段
 出口若武五段 - 三枚堂達也七段
 黒田尭之五段 - 北島忠雄七段
 大橋貴洸六段 - 西尾明七段

私が注目している中では、黒田五段が3連勝の好スタートを切りました。青嶋六段と大橋六段は2勝1敗です。前期は8勝2敗まで昇級となりましたが、現時点で黒田五段の他に3連勝は4人おり、昇級のためには1敗までをキープしておきたいところです。次の4回戦では、船江六段vs都成七段、三枚堂七段vs大橋六段と、注目の棋士同士の対局が組まれており楽しみです。


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