第79期順位戦B級1組11回戦
1月14日に順位戦B級1組11回戦の一斉対局がありました。
単独トップに立っていた山崎八段は勝って9勝1敗となり、残り2局で1勝すれば自身初のA級昇級が確定します。郷田九段は敗れて7勝3敗となり、永瀬王座と勝敗で並びましたが順位が低いため昇級争いの3番手に後退しました。木村九段は勝って6勝4敗となり、3敗の2人より順位が上のため昇級の望みをつなぎました。
一方、3名が降級する残留争いも熾烈になってきました。前期は3勝9敗が3人いましたが、今期は既に13人中11人が4勝以上になりましたので、4勝8敗がボーダーラインとなりそうです。11回戦を終え2勝の深浦九段は、残り2局を連勝することが残留への絶対条件です。勝って3勝7敗となった行方九段も、残り2局で最低1勝が必要です。ここまで4勝の久保九段、松尾八段、阿久津八段、丸山九段も、あと1勝積み上げておきたいところです。
「鬼のすみか」と呼ばれるこのクラスでは、まだまだ何が起こるかわかりません。1局1局が昇級あるいは残留に直結する厳しい戦いになります。リーグ戦もいよいよ大詰めなので、より一層の熱戦を期待したいと思います。