第80期順位戦Ｂ級１組２回戦

6月3日に順位戦B級1組2回戦の一斉対局がありました。

注目の藤井聡太王位・棋聖は稲葉陽八段との対局があり、角換わり腰掛け銀の将棋で難解な中終盤になりましたが、緩急自在の指し回しを魅せた稲葉八段が勝ち、両者とも1勝1敗となりました。藤井二冠は順位戦歴代2位の22連勝を記録していましたが、残念ながら記録はいったん途絶えることとなりました。

その他の対局結果は以下の通りです（左が勝者）。
　三浦弘行九段 － 屋敷伸之九段
　郷田真隆九段 － 横山泰明七段
　近藤誠也七段 － 松尾歩八段
　千田翔太七段 － 久保利明九段
　佐々木勇気七段 － 阿久津主税八段

郷田九段、千田七段、佐々木(勇)七段の3人が、2連勝の好スタートを切りました。1回戦が抜け番だった近藤七段も白星スタートです。1回戦で敗れた1期でのA級復帰を目指す稲葉八段と三浦九段は、勝って1勝1敗となっています。全12局を戦うB級1組はまだまだ始まったばかりであり、今後の展開から目が離せません。