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第56期新人王戦の展望
新人王戦は、26歳以下で六段以下の棋士、女流棋士4名、アマチュア1名、奨励会三段リーグ上位者によるトーナメント戦で、決勝のみ三番勝負が行われます。若手にとっては登竜門とも言うべき棋戦で、過去の優勝者には羽生善治九段や森内俊之九段、渡辺明九段、藤井聡太竜王名人らが名を連ねています。
前期の三番勝負は服部慎一郎六段の優勝で幕を閉じたばかりですが、早くも次期新人王戦が開幕しますので、顔ぶれを確認しておきたいと思います。
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左上の山は、前期準優勝の高田明浩五段、今年度加古川青流戦で準優勝の岡部怜央四段、今年度銀河戦で決勝トーナメントに進出した狩山幹生四段、新鋭の柵木幹太四段らが入りました。ベスト4有力候補には岡部四段を挙げておきたいと思いますが、16歳の炭崎俊毅三段、昨春のマイナビ女子オープン挑戦者の大島綾華女流二段にも注目しています。
左下の山は、第54期準優勝で昨年度は加古川青流戦を制した藤本渚五段、現在進行中の棋王戦でベスト4まで勝ち上がっている斎藤明日斗五段、新鋭の宮嶋健太四段らが入りました。ベスト4有力候補には藤本五段を挙げたいと思いますが、女流順位戦A級の山根ことみ女流三段にも注目しています。
右上の山は、前期に2度目の優勝を飾った服部慎一郎六段、加古川青流戦で優勝経験のある徳田拳士四段、新鋭の高橋佑二郎四段らが入りました。ベスト4有力候補には服部六段を挙げたいと思いますが、16歳の山下数毅三段と高坂直矢三段、内山あや女流初段にも注目しています。
右下の山には、第54期優勝で今年度の加古川青流戦に優勝した上野裕寿四段、順位戦B級2組の古賀悠聖六段、三段時代に加古川青流戦準優勝の経験がある新鋭吉池隆真四段らが入りました。ベスト4有力候補には上野四段を挙げたいと思いますが、女流順位戦A級の石本さくら女流二段にも注目しています。
伸び盛りの若手強豪がひしめく新人王戦は、三段勢も含めて誰が勝ち上がっても不思議ではありません。今期もどんなニュースターが現れるのか、楽しみに見守りたいと思います。