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藤井八冠の完全制覇はどこまで続く?

藤井聡太竜王名人が全八冠制覇を成し遂げ、「藤井八冠」が流行語大賞にノミネートされるなど社会現象となっています。驚異的なのは、一発勝負のトーナメント戦である一般棋戦(朝日杯将棋オープン戦、銀河戦、NHK杯将棋トーナメント、将棋日本シリーズJTプロ公式戦)でも勝ち続けていることです。

以下の通り、2022年5月に王座戦挑戦者決定トーナメントで大橋貴洸六段(当時)に敗れて以降、全てのタイトル戦で戴冠し、全ての一般棋戦で優勝しています。

2022年
5月6日 第70期王座戦挑決トーナメント敗退 :対大橋六段
5月24日 第7期叡王戦防衛 :対出口六段
7月17日 第93期棋聖戦防衛 :対永瀬王座
9月6日 第63期王位戦防衛 :対豊島九段
11月20日 第43回JT杯優勝 :対斎藤(慎)八段
12月3日 第35期竜王戦防衛 :対広瀬八段
12月27日 第30期銀河戦優勝 :対高見七段
2023年
2月23日 第16回朝日杯優勝 :対渡辺(明)名人
3月12日 第72期王将戦防衛 :対羽生九段
3月19日 第48期棋王戦奪取 :対渡辺(明)棋王
3月19日 第72回NHK杯優勝 :対佐々木(勇)七段
5月28日 第8期叡王戦防衛 :対菅井八段
6月1日 第81期名人戦奪取 :対渡辺(明)名人
7月18日 第94期棋聖戦防衛 :対佐々木(大)七段
8月23日 第64期王位戦防衛 :対佐々木(大)七段
10月11日 第71期王座戦奪取 :対永瀬王座
11月11日 第36期竜王戦防衛 :対伊藤匠七段
11月19日 第44回JT杯優勝 :対糸谷哲郎八段

※銀河戦、NHK杯は放映日、称号や段位は対局当時

タイトル戦は負けなしの19連覇中で、フルセットも1度しかないという安定ぶりなので、まだまだ連覇が続きそうです。一般棋戦を含めて17棋戦連続制覇というのも大記録だと思いますが、負けたら終わりの一般棋戦で一矢報いるのはいったい誰になるでしょうか?

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