第73期王将戦挑戦者決定リーグ1回戦
第73期ALSOK杯王将戦の挑戦者決定リーグ戦(通称:王将リーグ)が始まり、1回戦が終わっていますので、状況を確認しておきたいと思います。
羽生善治九段と近藤誠也七段の対局は、先手の羽生九段が相掛かりに誘導し、近藤七段の最終盤の猛攻を正確に凌いだ羽生九段が逃げ切りました。
豊島将之九段と佐々木勇気八段の対局は、先手の豊島九段が相掛かりに誘導し、1筋を突破した豊島九段が激しい攻め合いを制して寄せ切りました。
渡辺明九段と菅井竜也八段の対局は、先手の菅井八段が向かい飛車に振り、渡辺九段が桂得から徐々にリードを拡げましたが、一瞬の隙を突いて角切りから攻め込んだ菅井八段が寄せ切りました。
まだまだ7人総当たりのリーグ戦は始まったばかりですが、前期も最後まで挑戦権を争った羽生九段と豊島九段が、順調なスタートを切りました。王将リーグ初参戦の菅井八段も幸先良いスタートとなり、2回戦以降も期待したいと思います。