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第3期白玲戦女流順位戦A-B級 6回戦

女流順位戦はA-D級の4クラスに分かれ、最上位のA級優勝者が白玲への挑戦権を獲得します。A級とB級は10名の総当たり、C級とD級は各8局で争われ、棋士の順位戦と同様、昇級と降級を巡る厳しい戦いとなります。4月10日にA級とB級の6回戦一斉対局がありましたので、状況を確認しておきたいと思います(一部対局は延期)。

A級

1敗でトップを並走していた3人の内、西山朋佳女流三冠がマイナビ女子オープンで五番勝負を戦っている甲斐智美女流五段に勝って5勝1敗となり、暫定単独トップに立ちました。加藤桃子女流三段は山根ことみ女流二段に敗れ、4勝2敗に後退しています。
※伊藤沙恵女流三段は、加藤圭女流二段の体調不良により対局延期
里見香奈白玲への挑戦権争いは、1敗の西山女流三冠と伊藤女流三段、2敗の加藤(桃)女流三段、山根女流二段の4人に絞られてきました。

B級

単独トップを走る塚田恵梨花女流初段が勝って6勝0敗となり、残り3局で1勝すれば昇級が決まります。1敗で追っていた香川愛生女流四段は、鈴木環那女流三段に敗れて両者とも4勝2敗となっています。3勝3敗には石本さくら女流二段、北村桂香女流二段、千葉涼子女流四段、室田伊緒女流二段、野原未蘭女流初段の5人が並び、2枠しかない昇級争いは、8人が可能性を残す大混戦となってきました。次の7回戦では、塚田女流初段vs北村女流二段の若手対決、鈴木女流三段vs室田女流二段、香川女流四段vs千葉女流四段の中堅対決が組まれており、昇級に向けた注目の対局が続きます。

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